2015年12月15日(八段語録2627)
夜空を見上げながら
あの小惑星探査機「はやぶさ2」が、より確実に太陽系天体往復探査が行える、小惑星の軌道に乗って、宇宙に旅立ちました。今度目指すのは、小惑星イトカワではなく、1999ju3という小惑星という事です。地球の海の水や生命を作った有機物は、今から46億年以上前、太陽系を作った星空間ガスの中に、すでに存在していたと考えられているのです。そのような太陽系形成時に、存在していた水や有機物を調べる旅に出発したのでした。このような宇宙を目指すという事は、人類に良い方向になるのかもしれないのです。私の細胞、すべての細胞にとって、何らかの関係があると思うのです。宇宙と人間は、一つの連結された連帯的な、内容ではないかと勝手に思うのですが、それが証明されたとしたら偉大な事だと思うのです。小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還で、一挙に宇宙への関心が膨れ上がってきましたが、何か今度の「はやぶさ2」に対しては、より期待が膨らんで、共鳴的な感覚がするのです。
さて、私の勝手な解釈ですが、人と地球と宇宙は相対的な構造になってほしいという思いがあります。そして、宇宙が人間を中心として作用するという事が証明されたならば、良いという気持ちが起こります。この宇宙がどれ程大きいかというならば、何百億光年です。光は一秒に三十万キロメートルも進みます。地球を七回半回るのです。その距離を一年かって進む距離を天文学では一光年といいます。そのような光年を単位として出発した光が、何百億光年になってもまだ到達できないほど宇宙は大きいのです。早い光が一日進んだだけでも、頭が曲がってしまいそうですが、それが一億光年、いや何百億光年という事ですから、とんでもなく広大という事です。その宇宙を見つめることができ、同一視することができるという立場の、人間はどんなに素晴らしいのかという事です。宇宙と私の関係があるという事だけでもう嬉しくなってしまいます。そんな事を思い浮かべて夜空を見上げているのでした。
ところで、今日は、壮大な宇宙の、地球の、日本の、そしてちっぽけな仙台の街に出かけました。宇宙程大きくはありませんが、清水寺の舞台から降りるような気持ちで、自らのプランを推し進めるための準備をしていました。着実な基盤作りの為の第一歩とも言えるような、闘いを午前中にしていたのです。午後からは、新規の開拓、そして夕方からは、道場生に帯の授与の為に各道場を回ってきました。一つ一つ、大事な布石を打っているという事です。ちっぽけな行動ですが、それでも、未来を開拓する道場生の教育という事ですから、大事であり、大切なミッションであると思っているのです。それは、この大宇宙よりも価値ある役割を背負っているという自負の念があるのです。それだけに、心を大宇宙に引き込ませようとしているのかもしれません。壮大な宇宙を眺めて、私と宇宙の関係が、密にあるという結論が「はやぶさ2」によって、証明されたら、感動が二倍にも三倍にもなりそうです。
今日の歩みは、大宇宙と自分を比較しながら、大きな気持ちを抱きながら、小さな出来事に立ち向かった一日でした。宇宙もただ広がっているだけでなく、秩序をもって、原則のもと運行しているのです。私の極真会館宮城県本部も、秩序と原則のもと活動しているのです。そんな大宇宙との共通点を思い描いて、次へのステップを踏もうと思うのでした。今日も温かく、いい天気でした。今年は暖冬のように思うのですが、どうなるかと思っています。