2015年10月31日(八段語録2582)
道場を貫いている武道精神

 極真会館宮城県本部はどのような所だと思っていますか。どのような人達が道場生になっていると思っていますか。もう二十年近く歴史を築いてきています。そして、宮城県民や仙台市民にも浸透してきているのです。まぎれもなく、銀河系の外にあるのではないのです。ましてや、人の勝手な想像力の所産でもないのです。もうすでに、十分武道精神が浸透して、あらゆる内容を身に着けて、社会に羽ばたいている道場生も少なくありません。誰もが自問し、苦悶する内容を、極真空手という切り口で、開拓しようとする団体なのです。一言でいえば、宮城県本部は、道場生一人一人の課題を、日本古来の古武道に照らし合わせて、方向を正し、羅針盤になって、道を開く役割のあるところなのです。まさに、この極真精神で環境を克服しようとするのです。そして結果内容を身に着けようとするのです。
 ですから、道場には、武道独特の霊気が漂っています。その霊気が充満しての稽古が始まるのです。決して、サークル活動のような雰囲気ではないのです。稽古の初めと終わりが武道精神で貫かれているのです。誰でも極真精神で、正され、その武士道に生き、武士道の懐に抱かれ、武士道の軌道に沿って、道場生は次の新しいステージに昇り詰めていくのです。決して、視野の狭い人間にはならないのです。反目や誹りがあり得ず、お互いがお互いの研磨石になるのです。切磋琢磨の世界です。お金や名誉、あるいは権力が支配するような世界ではないのです。この極真の世界には、意味をなさないのです。一人の指導者の成功が全体の成功に匹敵しますし、道場生誰もが嬉しく思うのです。一人が試合に勝てば、全体が喜んで応援するのです。そのような有機的に繋がっている家族モデルなのです。
 ところで、もう一度繰り返すようですが、極真会館宮城県本部は、武道精神の空気が充満していて、その魂で満ちているどころという事を強調しました。それは、道場だけでなく日常生活でも、武道の精神でいっぱいに満たし、呼吸して暮らすようにするのです。そうすることによって、道場生は、すぐにでも、どこでも生命を躍動させることが出来るという信念を持っているのです。道場生の全員が、武道という精神で鎧をかぶり、武装しているのです。その道場の責任を持っている人たちが、私の志を受け継いだ弟子たちなのです。今の極真会館宮城県本部は、人体の細胞のように、武道精神で一体不可分の関係で結ばれている所なのです。私達の本質が武士道であるがゆえに、武道魂だけが支配する道場なのです。それ故に、無駄な宴会や、飲み会も公式的にはしないのです。
 週末にちょっと厳しい事を表現していますが、間違った行動の無いようして欲しい思いがあるからです。それから、道場生の皆さんが拠出して下さる会費は、決して宮城県本部は無駄にしていないようにしています。不足すると、回らなくなります。台所はいつも火の車です。そんなことなので、会費が遅れる場合には連絡してくださるようにお願いします。何か月も放置していることは、お互いにケジメが無くなります。
 そのような内的・外的な事を表現しました。今日の私も、じっくりと稽古を積み重ねました。道場生の成長の為には、底上げが必要です。それには、私が成長しなければという気持ちが強いのです。さらなる発展を願って筆を置きます。