2015年8月26日(八段語録2516)
ある夫婦
曇りのち雨の天候です。今日は東京から私の生命の恩人のご夫婦を仙台駅で迎えることができました。一緒に石巻市まで車で行きました。いろいろと話をしてくれました。もう七十歳を越える年齢ですが、その生命力は凄まじいものがあります。そして、世界中を歩き回り、これから「どうあらなければならないか」というビジョンを持ち、確かな会社経営をされているのです。そんなご夫婦にお会いして、刺激を受けるばかりでした。その夫婦の生き様を伺い知るに、夫婦が最強であると思えてならないのです。人が互いに愛し、平和に暮らすための関係であり、世の中に平和の家を建てるようにも思えるのでした。もちろん、ご夫婦の性格は極と極です。電光石火のごとく答えが返ってく方が奥様のほうで、ご主人は、タイムラグが長いのです。数日を措いて答えが返ってくることも度々あります。そのようなご夫婦は、決して夫婦喧嘩にならないのではないかと思うのです。それだけ互いのテンポとサイクルが違うように思うのです。
人生を歩んでいくうちに、ありとあらゆるすべての事を経験するようになるものです。自分の信念と違った過ちを犯そうとするような局面に、話を聞いてもらって、新たな旅たちをした思い出が残っています。まさに二十歳を越えて成熟しようとしている頃でした。その出会いをきっかけにして、極真空手に、のめり込むようになったのです。ただの武道ではなく、荒行の始まりでした。地方大会の試合には出場して、殴り合いの激しい試合をしてきました。まさに、公認された喧嘩を続けてきたという事です。それは欲求不満の解消という事ではなく、あくまでも、荒行を行ってきたという事実なのです。そんな人生の送ってこられたのも、このようなご夫婦の後押しがあったからであると思うのです。そう考えると、どんな莫大なお金を持ち、世界中のすべてを得たとしても、健全な夫婦で在らねば、不幸であるように思えるのでした。
ところで、私二十四歳の時に、今の千順さんとの出会いがありました。その時の、理想の夫婦は、今日であったご夫婦であったように思うのでした。それから四十年近く経過して、今も夫婦共々に家族を大切にしてこられたのも、極真空手と、このご夫婦のお陰であると思うのです。愛する千順さんの為に骨身を削って苦労しても疲れを知りません。そのぐらい、愛情のある夫婦に近づいているという事だと思っています。夫婦は、そのような意味で、愛情の小包であると思うのです。一人一人の愛情が包に内在されているのです。そして、いざというときに、開けてみると、私が、千順さんが、息子が、娘たちが、嫁が、孫が、飛び出してくるのです。一人一人が愛情溢れる小包に包まれているという事です。
夜には、友人と食事をしました。とても美味しく楽しく食することができました。この友人は、このご夫妻を支えている人です。本当に細かく気が付いて、秘書のようにしているのです。人生健康で歩んできてみて、感謝です。それなりの充実している日々を送らせていただいています。ちょっと今日は疲れ果ててしまいました。本来ならば、トレーニングに入るのですが、それもパスです。雨模様という事もあって、すぐに休もうという魂胆で、床に入ってしまいました。