2015年8月5日(八段語録2495)
ちょっとブレイクタイム

 常日頃は、人生を切り開くために、五感のすべてがマヒしてしまって、両極
性感情障害のように、あらゆる感情が一挙に吹き出るような、思いをしたこと
が数え切れないほどあります。どうしても、人生をここで停滞させたくはない
という必死な思いからという事です。この性急な性格は、なかなか治るもので
はないようです。特に、極真の道を究めようとすると同時に、道場生と共に、
道場生を感化して、一緒に宮城県本部の発展を願うように思うと、それだけで
も、気が遠くなるように思うのです。この道で生きるのに、やはりどれほど厳
しい道が繰り広げられてきたかという事を思うだけで、暗くなります。今日歩
いてどうなるか分からない状態が多くありました。その恐怖のような環境から
脱却しての生き様ですから、なんと切ない人生という事です。この道を教えて
くれたのは、大山総裁ですが、このような厳しい環境を乗り越えていくための
ノウハウを指導してもらってはいなかったという事です。
 今は、スタッフとしての指導者が立ち、少しは安心することもできるのです
が、その指導者との信頼関係を築くという事は、これまた大変なことです。一
匹狼のような若き青春時代は、無茶もききましたが、今はスタッフとしての指
導者の意見を尊重して、その心に沿って、運営していかなければならないとい
う事を考えるのです。そして、そのような事を原則として、代表師範として役
割を果たしたいと思うのです。それも愛情を中心としての事であるとい肝に念
押ししているのです。朝起きて顔を洗い、髭を剃るのですが、鏡を見ながら、
疲れた顔はできないと自分に言い聞かせるのです。
 ところで、何にもしない間に、時間だけが過ぎていきました。少し、今回の
戦いのすべてを弟子に話すのですが、勇気を貰ったという感想を表現してくれ
るのです。まだまだ理想の完成には程遠いので、勝利したという事は言えない
し、言えるとしても勝負しているという事を、生涯を捧げての道を開拓してい
るという事なのです。そういう意味では、欲張りという事です。自分の公式的
な生き方を間違いないという気持ちでいるのです。
 とにかく、今日も暑いのです。そして、ちょっと気が抜けたような思いにな
っているのですが、心は未来を見つめようとしています。事務局長との打ち合
わせとか、話し合いをするのですが、私以上に道場の事を考えているのです。
もちろん、行き過ぎたこともありますし、武道精神からすると、ちょっととい
う気持ちにもなりますが、責任感が強いのです。そんなスタッフに恵まれて、
次の戦略を組めるという事がありがたいという言事です。名取市の戦略もいろ
いろ検討中という事でした。それ以上に、道場の指導者のレベルを上げると同
時に、教育のスケジュールを通じての人材育成のプログラムを考えたりして、
対応しようとするのです。
 このような気持ちの張った部分が大きいのですが、今は、畑で自然の中に自
分を置いて、ゆっくりリラックスさせたいという事なのです。「そんなに急い
でどこへ行く」という事なのかもしれません。それにしても、お金を使うよう
な感覚から、節約という感覚へ移っているのです。それも、ちょっとブレイク
タイムという事なのかもしれません。