2015年8月4日(八段語録2494)
暖かい身内

 今回息子の聖義の入院がありました。また、娘たちが色々な課題に取り組ん
で悩んでいいたりしていました。さらに、妻の千順さんのお兄さんの病気の回
復が思わしくなく、急ぎ、広島まで妻が看病に行かなければならないことなど
が重なって、大変な一週間であるのです。一難去ってまた一難という事でしょ
う。それでも、身内のことであり、愛情と血統の繋がった関係の問題ですから
、対応に迷いがないのです。とりわけ今週は、私と関係の深い身内での事象に
取り組むという事になったわけです。息子は、退院の目途が立ち、娘たちは、
自分たちの課題に向かう準備をし、妻の兄は正しい生活をすることによって、
余命を伸ばそうとする意志を持つといった方向に向かいました。つまり、より
よき方向に向かいようになってきました。このような現象が現れて即座に対応
することができるというのも、生命よりも愛情よりも、血統が繋がって、自分
の事のように対応できるという事であると思うのでした。
 本性的に、身内のことになると必死になります。それは生命よりも尊く、愛
情よりも重要で、血縁の中で結ばれていることだけに、真剣さは累乗に重なっ
て増していくのです。したがって、他人と違って、血縁に連結されているとい
う事は、どんな事例に対しても、真剣に対応することができ、理想的な対応も
可能であると思うのでした。そのような意味では、血縁を大切にするという気
持ちは、人一倍強くなっているのです。親子の関係、兄弟の関係、親戚関係、
このような関係が永続性のある関係であり、いくら強調しても、いくら重要視
していても、しすぎないという事になると思うのです。まさに親子とか兄弟と
いう関係は、血のつながった関係であり、このような関係が大切であるという
事なのだという思いになるのです。 
 ところで、もう少し掘り下げて考えてみると、この関係は確かに他人ではな
いのです。血縁関係において生まれてきたのです。つまり「性」という絆がも
たらされたという事なのです。これから表現することは、少数派であるという
事は十分に理解しているのですが、私にとっては重要な事なのです。例えば、
夫に愛人ができて、愛人との間に子供ができたとします。そうなった場合には
、夫の妻は真っ暗な地獄のような世界を味わうようになるのではないかという
事です。そして、それを容認していくようになると、壮絶な恩讐のような戦い
が共に繰り広げられるわけです。この原因を探れば、夫の不倫という所に端を
発するわけです。そして、そこにお互い血統に生命線であるかのように思って
、生命をかけて生きていく群像こそが、末裔の苦しみという事にもなるわけで
す。
 血の通った身内は、大切であるのですが、間違った「性」の誤用で、大変な
事にも発展するという事です。まさに地上の地獄絵になりかねないという事で
す。私の場合、幸いに、良き「性」の関係を築き上げてきたので、血統にとん
でもない事は起こりませんでした。そして、その関係に愛情がスムーズに乗る
のです。これは、「性」に対する尊厳性を持って人生を歩んできたからという
事です。そして、不倫をすることなく、過ごして来ることが出来た結果という
事です。そのような意味では、不死鳥のようなモデルを築いてきているという
気持ちになります。ありがたきかなわが人生という事でしょう。