2015年7月19日(八段語録2478)
日曜日

 時には、保護司として、宮城刑務所に行きます。環境調整という事で、本人の様子と刑務所を仮釈放されて、本人を受け止める環境の調整という事です。刑務所に入ると、受刑者は、私が通ると、壁に体を付けて後ろを向いて、顔を合わせ無いようするのです。外での仕事も、室内で仕事をしていても、同じような行動を取るように指導を受けているのです。そうして、対象者と面接室で話をするのです。話を聞けば、良い人なのか悪い人なのか、良く分かります。もちろん、刑務官がいる中での話です。時に、世間の悪口、検事の悪口、さまざまな悪口も出てきますが、自分がそんなに悪いことをしたわけでもなく、たまたま捕まったという事を見事に語ってくれます。そして大半は不平不満が多いのです。
 さて、私の場合、面接の目的が決まっていて、どのように刑務所で生活しているのかという事を聞くのと、出所後どのようにするのかという事なのです。仕事の事、生活の事を中心に、意志の確認をするのです。そして、家族として引き受ける人との面接に役立てるのです。このような対象者と15年もの間、向き合ってきました。対象者の心には、もっともよい部分と、悪い部分がすべて存在しているのです。私との話を計略・謀略で話す人も中にはいました。そして、出所後には、まるっきり面接した内容とはかけ離れた行動を取るという事でした。そして、揚句の果てには、再び再犯して、刑務所に舞い戻ってくるという人でした。それでも、立場上保護司という役割なので、私と心情的に一致して、心砕くようにして訓示をすることもできました。
 ところで、今日は、原町町内会での、ゴルフコンペに行ってきました。19名のおじさんとおばさんの参加でした。私も久しぶりという事で、4人一組でのパーティで、汗だくだくになりながら、回ってきました。本人の話や、町内の話を聞きながら、ゴルフが終わった後には、本当に親しくなるのです。楽しいひと時という事でした。成績はというならば、私のアハンデーが36を貰っていましたので、アウトが47、インが50、トータルグロスが97で、久しぶりに100を切っていました。ネット61でブッチ切りの優勝でした。久しぶりの優勝の弁を語りました。優勝後は、かなりハンディが減らされるという事ですから、もう腕を上げる以外に優勝できないところまで来てしまいました。
 ゴルフは、40歳過ぎてから、少し練習していたのですが、付き合い程度で、一生懸命にはなれないのです。それでも人とのコミュニケーションにはとても良いと思っていましたので、一年に一二度、コースに出かける程度でした。とにかく、ゴルフであれ、飲み会であれ、酒は飲みませんが、いろいろは話をしながら、町内の人と友になれるように努力を重ねてきました。それが今では、大切な人として、ボランティア活動に、顔を出すようになっているのです。以前は、町内では、身動きが取れなくなっていましたが、今では自由に、何でもできるようなポジションまで引きあがってきているのです。日曜日の今日も、疲れた身体を我が家に持ち帰って、家族と共に急速です。今日は、北海道時代の昔の友と話すことができました。色々と苦労の連続という人生を歩んできている様子でした。それでも、土曜日に会う約束をして、電話を切ったのでした。