2015年6月21日(八段語録2450)
合宿審査二日目

 今回の合宿審査会の特徴は、菅野師範を中心とした、審査会ということです。もう十分すぎるほど、クオリティの高い合宿審査会になっているということです。少し菅野師範と話をした内容は、このような合宿審査会が、一か所ではなく、二か所でレベルの違う会が、同時に行われたらよいのではないかと話してみました。それから、極真精神に立ち返って、学校教育に遠慮するのではなく、中学校になっても、自信を持って教育できるのだという信念で、中学生以降の教育も、しっかりしていくということを話しました。快く答えてくれました。
 さて、いつも思うことは、極真会館宮城県本部において、道場生を、何をもって教育するのかというと、極真会館という名前をもって教育するのでは無いのです。もちろん、商売をしているということでは、全くないので、お金を稼ぐために道場を運営しているということでも無いのです。最低必要限度の運営費が賄えて、正常に運営されていくということを望むばかりです。もちろん、極真会館八段をもって、世間に通じるということなど、あり得ないことです。今後、私達がなさなければならないことは、極真精神に則って、どれだけ多くの道場生を成長させ、また数多く作っていくことなのです。これが、私達の功労になるのであって、商社のように、利潤を追求するグループでは全くないのです。それは、道場生の家族が喜び、息子・娘が強靭な精神力をもって、育っていくリーダーになるということなのです。
 ところで、私達が組織している極真会館の功績はというならば、大事な家族の御曹司を、しっかり、教育してきたということです。今までに、五千人以上の人が、宮城県本部の道場の門を叩いてきました。もちろん、途中で修業を中断した道場生も数多くおりますが、道場で叩き込まれた極真精神は、社会貢献に役立つと確信があるのです。このような活動を率先して、四十年余りの歳月、突き進んできましたが、極真空手道を、私達が人生として歩むということで、自分達が受ける、最大の恩恵があると思っているのです。そして、まさに、このことが、天からのご褒美ということだと思うのです。これは、先ほども表現しましたが、極真会館宮城県本部の名前で出来ているのではないのです。指導者として立ち続けてきている菅野師範をはじめ、スタッフのメンバーの努力の賜物ということなのです。もちろん、これからも、切磋琢磨することによって、もっと可能性のある密度の濃い教育がなされていくことに何の疑問も持たないのです。
 夕方に、千順さんから、電話があって、今日は父のだから、家族で食事をしたいということで、もう準備をしているということでした。家族のありがたみを、こういう時に感じてしまいます。もちろん、順調に家族が纏まっているということでもないのです。一人一人の課題があり、それに挑戦しているということは言うまでもないのです。長男夫婦に待望の第一子としての男の子が誕生するし、長女は、婚約していますので、中山家に29日には、出かけて、その家に馴染もうとしています。次女は、甘えがなかなか取れないというところでしょうか。それでも、家族であることに、皆が誇りをもって、歩めたらいいなと思いながら、父の日の今日を大切にしました。