2015年6月14日(八段語録2444)
瀬峰の大会

 北峰会主催の新人戦が行われました。久しぶりに会場に足を運びました。道場生が一生懸命試合で頑張っている姿を見ることができました。応援も真摯に盛り上がっていました。会場で各団体の師範に出会って、色々と情報交換をしてきたのですが、大分変っていました。まず、注目したのが、二点ありましたが、松井派の村上師範が中村道場に移籍していたという事でした。また、松井派の黒田師範が4年前にもうすでに、辞めていたという事です。相当の動きがあったという事です。極真会館の発展の裏側には、様々な動きがあるという事を伺いすることが出来ました。
最後は本物の極真会館が残るという事を感じさせられました。恣意的に組織を牛耳ると歪が出てくるという事でしょう。責任者としてのあり方が問われるという時代に突入したという事です。今の時代は、私として、さらに付け加えて表現すると、夢ならぬ夢の成就のために、良心家として思う存分心を開いて、本心に生きるという事になるのだとおもうのです。
 さて、これからの私達の歩みは、理想の極真を目指しながら、遠い距離を一歩また一歩という事でしょう。失望の中にある、多くの青少年を極真空手の武道によって、如何に人間が尊く、喜ばしいものであるかという事を知らしめるという事が必要になるのではないかという思いがするのです。極真に良きものが無いとするならば、正しい理念による指導に立脚した極真にするのが創立者の願いであると思うのです。世界に広がる極真が、まさに一家族のように、動じ静ずるならば、全てが愛らしく、嬉しく,美しくなるはずです。これからは、理念に基づいて、自由な極真として、かくも天地自由人の如く、希望の組織を作っていきたいと思うのです。
 ところで、地味ではありますが、関係団体との絆を作って、無限の可能性の生まれる、夢が湧きいずるように築いていきたいと思うのです。今の時代、如何なることにもめげずに、善悪の判断ができる指導者になっていければと思うのです。その為にも、周囲の環境に惑わされることなく、自分の良心と直接対話しながら、指導理念を整理していきたいと思うのでした。単なる烏合の衆になるのではなく、家族という意識を前面に出しながら、その意識の中で、推し進めていく事ができる理想を成し遂げていきたいと思うのでした。
 大会を後にして、ゆっくり仙台に帰ってきたのですが、途中根白石の畑によって、野菜の動向を見ながら、成長することができるように、愛情を込めて、雑草を取ってきました。何でも、自然を愛するという事がとても心の栄養素になります。それから、家路に着いたのは、もう十時を過ぎていましたが、疲れも心地よく、他愛のない話を妻とするうちに、寝入ってしまいました。それにしても、良き一日を歩んだという事です。道場の子供達も、一生懸命、試合をしている様子が、夢の中でも現れてきたのでした。久しぶりの瀬峰の大会でしたので、何か新鮮に感じたのかもしれません。それと、自己管理が少し甘くなっているので、プールでのトレーニングを少し強化して肉体改造に励もうと思うのです。まだまだ自分に甘いという事を痛感してしまいます。