2015年4月26日(八段語録2397)
将来の為に
極真会館の目的は、空手道の普及による青少年の健全育成にあります。空手道を通じていい人材を輩出する目的に相違ないのです。大会をするのも、審査会をするのも、合宿をするのも、結局は青少年を健全に育成することにあるのです。世間の人が願うのは、極真会館の存続ではなく、極真会館で、どのような人材が育つかという事に焦点を当てていると言って過言ではないのです。これから成し遂げることは、極真会館の為に活動するのではないのです。極真会館の名前で、社会に適応し、社会の改革の旗手となり、社会に貢献する人材を育成するという事なのです。そのような意味では、青少年教育の開拓者でなければならないのです。そのような道を、長い期間歩んできたという事です。極真の伝統から、二代目、三代目、四代目と、良き人材が芽生え育っていくという事にならなければならないのです。
その為に気が付いたことを、書き記しているのです。それは、後世に残すために書いているのですが、そんなに名文ではないのですが、必要であると思うので書いているのです。いずれは、期間が過ぎれば、誰もが、読みながら、新たな時代に備えようとすると思うのです。このような内容から、新たな発想と創造性を発揮して、もっとより高い精神性が表現されるかもしれないのです。私達の歩みを尊敬しながらも、もっと未来に対して、革新的な改革がなされなければならないと思っているのです。このように書き記すのも、私の修行が新たな時代に連結されるためという事です。私が生きているのは限られていますから、極真の門を閉じることなく、この道を行き違う事が無いように、また、一本道で通じるように、記憶を辿って書いているのです。
ところで、私の残すものはというならば、育て上げた弟子達であり、このように歩んだという自叙伝のような文章であろうと思うのです。これが、私からすれば、大いなる財産という事です。それは市場経済のように、売り買いをするという代物ではなく、あくまでも、魂の栄養分であるのです。それは、これから極真会館を背負って立つ後世の指導者に対するプレゼントという事になります。それゆえ、道場を発展させることではなく、道場から優秀な人材を育成するという所に力点が置かれるべきだと考えるべきです。そのようなプライドを持って、日々歩んでいるので、道場生は自信を持って、この修行の道を歩んでください。そのような人しか、この道場には残らないのです。ここは不良の溜まり場ではないのです。
今日は、朝から初夏のような気候でした。穏やかな気候が目に沁みます。地域の原町ゴルフコンペに行きました。自然を満喫しながら、体を動かしてきました。年齢を重ねてきたのですが、まだまだ若い者には負けないという気持ちにもなります。スコアは、それなりでしたが、自然との融合は素晴らしいものでした。このような気候を肌で感じながら、過ごせるのも感謝な事です。更なる極真の伝統をしっかりしたものとしての歩みをして行きたいと思いながら、一日を終えました。