2015年3月20日(八段語録2359)
物足らなさ

 今日も忙しいスケジュールが始まります。それで感じるのは、自分の物足りなさ、弱さという事でしょう。それを誰かに尋ねるわけにはいかず、悶々とする日々も多いのです。それでも、今日に対しての取り組む態度、姿勢が問題であると、気持ちを立て直そうとするのです。極真会館を背負っていく道を選択したからには、どんなことがあっても、道場訓の如く、生涯をかけて全うしようと思うのです。それが、極真の道に対する第一の姿勢という事になります。例え、大雪でも、台風でも、竜巻か、何かが来ようとも、この道を止めさせようとする障害があろうとも、前進しなければならないという事です。まぁ、強気に「何でも来い」という気概でしょうか。そのような決定的な約束を自分とするのですが、それが今日の出発の始まりという事です。
 さて、時間を無駄にはしたくはないのです。生涯の時間は決まっているも同然です。それだけに、より強固に責任者同士の連携を強め、道場生から信頼されるような活動をしなければならないと思っています。故郷で育った二十年、故郷を離れた二十年、そして故郷に来て、もうすでに二十年以上になるのですが、失敗するわけにはいかないという気持ちは強いのです。そういう意味では、強い確信を持たなければならないと思っています。「私は本物の極真魂を持った武人です。」と、どんな困難にあっても行こうと思わないとやってはいけないという事です。そういう気持ちにならなければ、ただ時間を無駄にするだけです。決して変わらないという気持ちの連続性をどう保つかという事を問い続けていこうという事です。
 ところで、私が一番気を付けていることは、絶対にこの極真の道に対する確信です。原点は大山総裁ですが、それ以上に手塚会長の姿勢を信じているのです。そしてその姿勢を私は受止め、信じ、決して変心しないという気持ちなのです。このことは、私の信念の第一条件としています。だから、全国の師範には、私の姿勢は見習ってもらいたいのです。二番目に、知恵を絞って基盤を作っていくという事です。三番目に道場生を包括しえる豊かな愛情を培えるようにしたいという事です。私は、この三点を基本として、足らない自分を補おうとしているのです。このような態度が全ての基になっています。もちろん、還暦を過ぎましたから、歳を取ったものだと心配はしています。それでも、ちゃんと後継者は育っていることに安堵の気持ちになります。
 当然、このような年齢に対しての不安は、自分を動揺させていると思っています。それでも、イギリスのサッチャー元首相のように、鉄の意志を持って、極真の発展に貢献していきたいと思っています。今日は、駐車場の抽選会、駅東交流会館の落成式、交通機動隊の会議と様々なスケジュールの中で、道場生の稽古が各教室でなされます。4月から、教室を二つ増やしての戦略を立てています。これも、指導者がビジョンを持って取り組まなければ、成就しない事なので、意志を確認しながら闘いっていきたいと思っています。今日は温かくなりそうです。私の弱さをさらけ出した文章になってしまいましたが、それ以上にだらだらしない一日を送ろうと思っています。