2015年2月27日(八段語録2337)
原の町小学校柿の木応援団文部科学省表彰

 わが地域の、仙台市立原の町小学校の子供達の活動が、評価され、文部科学省の表彰を受けました。創立以来の出来事なので、お祝いの会を開くことになりました。歴代の校長先生達、PTAの役員、地域の関係者など、駆けつけてくれました。通学道路に花花壇を作って、子供達と地域の住民が一緒になってきたのです。子供達が地域の住民の潤滑油のようになって、まとまりを見せていたという事です。小さな子供達が地域に多大な影響を与えてくれたという事です。
震災後、ギクシャクした地域に対して、色々な悪感情も、子供達の姿を見れば、吹っ飛んでしまうだけのエネルギーを、柿木応援団は提示してくれたのだと思うのです。色々な事が震災後ありました。その花となって、治めることのできない悪感情も、地域住民に忍耐と助け合いの気持ちを起こさせ、争いが表面に出なかったのですから素晴らしい存在であったという事になるのです。
 本来ならば、伝統的な親から受け継いだ子供達のあるべき姿がちゃんと表示されるべきことなのですが、子供達を中心に親たちも巻き込んだというところに、深い意義があるように思うのです。もう少しで、震災から四年目という節目に、子供達のパワーを感じさせていただく一日になりました。振り返ると、震災当時、一生懸命大人以上ボランティア活動に参加して、動き回っていたのは、子供たちでした。実に大人以上の働きをしていたように記憶しているのです。
 ところで、何故、私ごときが、お祝いの会に参加するかというならば、「地域で社会を明るくする運動」を推進している委員長であるからという事ですが、これは表面的な事で、本質的には、子供達の業績を骨身に刻んで、これから益々実践していかなければならないという決意の日になるという事です。まだまだ安住してはいけないという事を示してくれていると受け止めるのです。真鶴のこれからの北帰行に見るように、シベリアを目指して、険しい道のりを再び飛び立っていく勇気と気概を、私は学ぶために参加するという事です。まだまだ、この地域の為にやるべきことが、あまりにも多いのです。
 そのような意味では、極真会館で武道教育はもとより、地域社会に対して、最後まで尽くし切って、それでもできない内容に関しては、遺言を残すような気持ちで取り組みたいと思うのです。まだまだ勉強です。人の頭脳から出た教えだけでも書店にたくさん置いています。それだけでなく、実際に、これからの人生、実践に実践を重ねていくべきであると思うのです。極真会館代表師範として、子供達の武道教育はもちろんの事、地域へのあらゆる立場での働きかけは、まだまだ継続するのです。そのような伝統を私に続く指導者に継承する伝統を立てなければならないと思っています。もちろん、我が家は、親父、私、息子と三代目に突入しようとします。ましてや四代目が八月には誕生しそうなのです。この孫が、この栄誉を受けた原の町小学校に入学していくのですから、活動は、これからという意識で投入していきたいと思うに至るのです。