2015年1月28日(八段語録2304)
一年間の仕込み

 今年も忙しくなっています。消防団では、出初式・新年会・東日本大震災規模を想定しての災害訓練・市民広場での伝統の梯子乗りでの纏ふり、市民の安全・安心を守るという気持ちです。本部の部長として、指示命令を出す立場という事です。ここでも極真会館で培ってきた指導力が発揮できます。この組織は、全く宴会が多いのです。二十年近くのキャリアを持って参加はしますが、酒もたばこもやりません。あくまでも情報交換の場として捉えているだけです。やはり六十歳も過ぎると、言いたいことは何でも話します。津波での震災の後の分団縮小の件、訓練に対しての課題と在り方論、聞き入れてもらうというよりは、提案をするという事です。ここでも、私が生きている故郷を見つめ、全うな世間になっていない事を嘆いています。また自分自身を反省して、本当の自分がまだ発揮されていない事に嘆いています。やはり人間関係がスムーズなるという事は難しいようです。それでも、頑張ることはやめないのです。
 また保護司の活動も始まりました。今年は早くも三件の保護観察が入っています。重い内容から、殺人であり、恐喝であり、窃盗という順になっています。それにしても、そのような人の更生保護にかかわるのですから、精神的にもタフでなければならない事になります。それも、極真空手で日々修行してきた魂が役に立っているという事です。保護司として活動していくのですが、私は宮城野保護司会の理事になっています。その事で、研修会があったり、新年会を開いたりという事で、忙しく心の準備を入っていました。この会は、私の気持ちを汲んでくれるし、まじめな人が多いので、紳士な集まりになっていて好感が持てるのです。この仕事には命をかけなければならないのです。単に流れる世の荒波と共に、更生保護対象者を流してしまっては、また犯罪に繋がってしまいます。再犯を防ぐためにも、人格的なキャパシティが要求されますし、生涯をかけて深刻な気持ちで接していかなければ、犯した罪を償って、更生することは難しいのです。そのよう人は、誰よりも深刻な気持ちでいますから、自分を真剣に見てくれることを望みます。それに答えていかなければならないと思っています。それもまた精神力がいることです。
 さらに、地域活動に目を移せば、去年原町小学校がカキの木応援団としての活動が評価され、文部大臣賞が授与されました。それでお祝いをするための準備に取り掛かっています。さらに、地域の振興を深めるために社会福祉協議会の副会長になっていますので、老人会・被災者の援助と立て続けにスケジュールが入っています。今年も、二度の交通指導隊として、警察官のような制服を着て、街頭に立ちました。さらに少年警察指導員ですので、その関係の集会もあります。また去年は危険ドラックの話題で持ち切りでしたので、当然研修があります。これは覚せい剤防止指導員として県の仕事として、啓蒙に努めなければならないと思っているのです。去年は県知事から表彰を受けました。実にありがたいことですが、それ以上に邁進しなければならないと思っています。
 今年も、国が主唱する社明の活動が始まります。これは社会を明るくする運動で、今年は六十四回目になります。ここでも委員長をさせて頂いていますので、役割は大きいのです。そのほかに、今年は統一地方選挙ですので、今野県会議員の選挙、渡辺議員の選挙と選対を任されることになりますので、忙しくなります。もうすでに、ニュウースカイマンションの理事会も終わりました。ここでも副理事長をしています。二月になれば、野菜の苗を温室で作るという農作業も待っています。これは、家族と下宿の為の自給自足の為です。そのように忙しくして、すべてが、仙台市における師範としての信用につながってくるのです。安心して子供達を託せるような人物としての生き様をしているという事です。極真会館の仕事は、そのような事を背景に、道場生に愛情を注ぎこむという活動をしているのです。それだから、社会的には絶大な信頼のもとに、極真会館手塚グループの道を切り開こうとしています。
 まさに、地域の環境を克服して一つの新しい面の突破口をつくり、毎日のように方向を異にする道を尋ねていかなければ、極真家族としての道を切り開くことはできないと思うのです。ですから、極真の道を行く為に、私の力が不足し、自分の習慣的基準、生活的基準を反省させられるのです。これが、結構不安定になりやすいので、生活を調整しなければならないと思っています。今日も妻からの要求があり、農地の倉庫にある米を持ってきてほしいという事でした。