2015年1月24日(八段語録2301)
極真会館手塚グループの目標

 私達は、何を極真精神の目標として生きるべきなのでしょうか。副会長として、グループ全体の健全な方向性を願い、会長を下支えしてきた歩みです。全国の支部は、ほとんどすべて、私が関与してきました。それは、手塚グループを支えるという気持ちから出発してことで、商人的発想は微塵もない事です。会長が切ない気持ちで、真の極真会館の創設を願った気持ちに共鳴したからに他ならないのです。というのも、会長から金銭関係でのトラブルが中心で、離合集散していることに、極真の姿に嫌気をさしていると聞いたからです。
 さて、会長に仙台道場で安斎師範の紹介を受けたのが二十年前の事でした。そこで、「家族・対話・自然」という理念の極真を目指すのだという主張に、衝撃と感銘を受けたのです。そして、私は、言葉だけによる家族ではなく、あるいは約束だけで結ばれる信頼関係ではなく、心を尽くし、力を尽くし、会長と共に極真の未来の為に生き、骨肉が溶け出す苦痛の中でも耐えて築いて、このクループを発展させるために努力し続けてきました。今も、その気持ちは、全く変わっていません。私は、結果的なものを中心として、闘ってきたわけではないのです。
 ところで、今の私の闘いは、手塚グループが「家族・対話・自然」という理念を掲げている限り、疑いの世界、死亡の世界、ふしだらな世界を越えていかなければならないと思っています。私は、会長が元気でいなければ寂しく思い、全国の支部長が元気でなければ寂しく思い,仙台の道場生が元気でなければ寂しく思う毎日を過ごしています。この気持ちを、もし失ったとしたならば、意味が失われてしまいます。手塚グループに集うものとしての、相互の情として現れてこなければならない気持ちであると思っています。それだけに、このグループの理念を天命として、続けて関係を築き、望むように思っています。
 結論として、会長が手塚グループを辞めたとしても、私はこの理念がある限りやめません。変わる理念的な条件を持って生きてはいけないと思っています。この理念で二十年お世話になりました。今後もこの理念で行きます。変わらない不変な関係を会長と持っていると思っています。自分が生きている生活は、この理念と連結しています。それが、極真会館手塚グループとしての価値であり、家族として一体の関係で道場に関与していく事ができる道であると思っています。この理念は、部分的な価値ではないと思っています。全体的な価値であると思っていますから、そのような環境を創るようにしたいと思っています。極真会館手塚グループと会長の価値は、私を中心として動き始めています。