2015年1月7日(八段語録2289)
プライド

 人生の道を開拓してきたのですが、まだまだ及第生にしかなっていないという事です。それだけに、人生をまだまだ続けなければなりません。寿命を延ばしてまでも、課題を克服するという事です。生きている間、私がやらなければならないと思うことは、果敢に取り組むという意識です。個人としてのやるべきこと、家庭としての完成度、地域社会や、極真会館での全国的な動き、そして世界へと版図を広げていますから、その完成を目指すという事を意識しているのです。一言で言うならば、世界を自由に行き来する道を切り開くという事です。それは、どれほど深刻な気持ちでいなければならないかという事です。現在の状況を考えれば、どうやって開拓していくかという事に尽きるという事です。
 人生、自分勝手に生きることなどできるはずはないのです。実体として何を残すかという事です。金銭でもなければ、学位や博士の名誉でもないし、裕福に暮らしたという事実でもないのです。そのような事は、何の誇りにもならないのです。それは、世界の為に何をしたかという事に他ならないと思っているのです。そのためのレールを引く歩みが還暦までの年月であったと思うのです。そのレール上に私の全ての愛情を注ぎこむという事が、これからの私の事業であり、自分の気持ちであり、しいては、プライドという事になります。
 ところで、人生は、善行を行う生産地です。これは、誰もが忘れている観点です。子供達を良い子に育てるという事もあるでしょう。本当に仲睦ましい夫婦として生きることも必要でしょう。話は変わりますが、今度、息子夫婦に新しい天からの授かりものが生まれるのです。それは、息子を育ててきた面目が立つという事になります。先祖の前に誇ることができる一大事件です。これも功績になります。何を誇るかというならば、このような事を実践するという事があると思うのです。
 結論として、これからすべきことは、家庭をベースとして食事をすることよりも、極真会館の道場生を増やしていく事です。それも、スタッフを信頼してという事です。弟子たちが財産であり、そのメンバーを中心に拡大することが、私の誇りとなるのです。それは、今まで、うまくできていません。限りなく開拓に余地があるのです。弟子を増やすことがこれからの目標という事になります。これが私の本業という事になります。世の中で出世し、お金を集めても、すべて流れてしまいます。そのために、愛の心情によって連結される橋を築いていくのです。極真空手という絆で関係を結び、空手道という道で連結させ、教育して多くの弟子を持ち、膨大な活動基盤を築こうとするのです。これが目標であり、これからのプライドになるのです。