2011年11月13日(八段語録1499)
積極的人生観(72) 投票日と田端道場東北大会
昨日の続きが頭をよぎります。娘に対する相手探しのアドバイスです。私の主張したことは、具体的なイメージ像を抱かないで、好ましい人物との出会いを重視したらという事を進めたのです。つまり、特定の人を想像するのではなく、愛情の門を広げて、特定の人に限りなく近づけていけばいいのではないかという事を言ったのでした。
アドバイスになったのかは、分かりませんが、佐藤先生とグランビアのワンボックスカーで山形市に向かいました。東北大会でした。朝八時には到着しました。一段と寒さが答えたのですが、背広一着で最後まで大会を見守ろうと決意したのです。防寒着も纏わずに,八時間会場を動き回ったのです。道場生が、本当にしっかり結果を出していました。もちろん判定に不服な事は十分にあります。それも、飲み込んで我が道場生を鍛えてくださったと感謝の念で一杯になります。満足な結果を示してくれました。
帰りは、佐藤先生と夕食を取りながら、人生の奥義を話していました。誰の指導を受けるかで、人生の成功を見るかどうか決定してしまうという体験を話していました。そして,指導を受けたならば、最後まで貫くことであるという事を説いたのです。人生は能力がある人が成功するとは限らないのです。極真会館を見ただけでも、全日本大会で優秀な成績を挙げた先輩たちが、奈落の底に落ちてしまっている結果が多いのです。そう考えると、しっかり、指導してくれる先生についていく事と、日の目を見なくても、ただ黙々と歩み続けることが成功の秘訣であると話していました。これは自分の経験も踏まえての事なのです。
仙台に八時近くに到着して、選挙発表があるまで、今野事務所に待機していたのです。九日間の戦いの結果が十二時近くに当選という事で現れていました。それも、最後に僅の差でかわしたという事でした。胸を撫で下ろすような気持ちでした。その後、何故厳しい選挙戦であったのかを私なりに分析していました。結果最後で当選したとはいえ、県会議員には間違いないので、心から祝福させていただきました。
家に帰ることもなく、選挙の勝利を選挙事務所の人達と分かち合って、しばしの幸福感に浸っていたのでした。選挙の勝利感とは別に、今の私の頭の中は、年ごとの娘たちの行く末を考えるのでした。娘には、伸び伸びと育つように願っているのですが、時たま見せる娘たちの劣等感の処理をどうするかを考えるのです。そのような時の娘たちの姿には魅力など感じないのです。その魅力とは不思議なもので、自信と密接につながってくるのです。自信がなければ、魅力を発揮することには程遠いのです。私のように、嫌でも自信に満ちている表情をするとするならば、それ自体が魅力的ということになります。当然、美人に生まれることに、それに越したことは無いのですが、その美人だけに魅力が一致するとは限らないという事を人生で体験してきました。どんなに美人でも魅力のない女性もいました。そのような意味では、娘たちが自信を持って、魅力度ナンバーワンの人格に変貌してほしいと願うのです。
田端道場の大会で、選手として活躍した道場生達の魅力は、相当なものでした。瞳が輝いてきらきらしていたのです。もう既に、子供達の外貌にこだわるべきではなく、心の感動に打たれるべきであると思うに至ったのです。人間は、絶対に美しくないという事はないのです。自信を持って自分の才能で多くの人を魅了してほしいものです。