本部長通信149  2008年4月12日

人生何をなすべきか(4)


 空手の技術的なことを指導するよりも、世界を指導する指導者を育てようとすることは容易ではないのです。決して平坦なものではありません。将来あらゆる分野で活躍する人材の育成は師範の夢です。師範が高齢になって何もできなくなったとしても、世界をまたにかけて活躍する道場生達が育ってくれたならどんなにうれしく思うかです。
 師範の人生は、人材教育において、誰もが想像することができないほどの奇跡を起こしたいのです。北海道で指導したクラーク博士のような生き方が理想なのです。博士の弟子たちは日本をリードする指導者になっていったのです。こういう観点から、新しい立場で自分を見出し、批判すべきことをしっかりしなければならないと思うのです。
 宮城県本部の指導者もそういう意識を持って道場生に接していると思うのです。道場は人材教育という目標は最大の課題なのです。師範は目的のために生き、目的のために死んでいきたいのです。あらゆる努力をこの目的のために集中させなければならないのです。
 こういう道を歩むときには必ず犠牲者を出すという事実もわかっています。自己の利益を優先した人は指導者から離脱していきます。師範は最後の一人になったとしても世界に羽ばたく人材を育成しようと思うのです。全員が反対しても一人残されたとしてもミッションに従って行こうと思うのです。それが知恵ある生き方だと思っています。
 
師範稽古 ウエイト40分 国見教室