本部長通信148  2008年4月11日

人生何をなすべきか(3)


 極真会館宮城県本部が産声を上げてから、7年目を迎えようとしています。これからの極真会館をいかにすべきかを検討しているのです。正当に、全日本チャンピオンをだして、宣戦布告して戦おうなどとは一切思っていないのです。いかなる作戦をとることが果たして師範らしいかであります。教育者としての師範が似合うのです。
 今十分な道場生の数と力を持つようになってきています。それだから私たちは有名選手を出して、受けて立とうという戦いはしないのです。こういう態度では師範は納得しないのです。いまだ宮城県本部は、その領域に入っていないと思っています。戦国武将を見習うのです。織田信長は、桶狭間で戦った作戦は奇襲作戦でした。師範は、世界を相手にするのに奇襲作戦しかないと思っています。その奇襲作戦とは、素晴らしい人材の教育です。
 いつ敢行しようとすべきでしょうか。昼間堂々と華々しく有名選手を輩出して戦うことはしないのです。地道に人間教育を原点においての奇襲作戦です。師範の奇襲作戦は真夜中に実行するのです。静かな真夜中と嵐吹きまくる真夜中があるとしたら、師範は嵐吹きすさぶ真夜中に作戦を敢行するのです。誰もが嫌い、誰もが動こうとしない真夜中に攻めようと思うのです。それが、人間教育なのです。子育てとは、波瀾万丈輝で輝かしいものではないことを父母なら理解できるのです。
 こういう作戦は平坦な道ではありません。険しい山の絶頂を登るような道です。生死を決定する険しい道を選択するに違いない師範です。特攻隊でなくては、このような道を突破できないと思うような道です。師範の精神が特攻隊の精神でなければ、これからの宮城県本部の道を切り開くことはできないのです。
 師範は敵陣に攻め込んでそこで死んでもよいという態度だけではならないと思っています。死んでも生き返るという精神態度を持って臨もうと思うのです。どれほど長い時間がかかろうが、遺言をしてでも、やり遂げたい師範の教育に対する決意なのです。

師範稽古 蹴り40分 長町教室 新田教室