2011年9月21日(八段語録1446)

積極的人生観(19)
 台風真っただ中

 お袋と一緒に、京都の叔母さんの墓へ直行でした。雨が土砂降りです。京都霊園の入口に車を止めて、墓石に向かうのですが、横殴りの雨のため全身びしょ濡れです。車からわずか十数メートルなのです。昨日納骨が済んでいて、お墓に花が手向けられていました。台風が近畿地方に最も近づいてきているという事で、京都霊園も影響を直撃です。それでも、今回の京都訪問の目的は、母の姉の「はつよ」叔母さんの弔いという事で、心を穏やかにして供養をしてきました。
 それから、雨が降りしきる中、和歌山の白浜温泉に向けて出発です。最初から計画が一泊してから、帰宅するという計画でした。一緒に納骨にきた本家の数人はすぐさま帰る予定を立てていたのでした。それで伊丹空港からの飛行機は欠航になるし、新幹線に飛び乗れども、途中米原で足止めを食ってしまうという有様で、生命だけは守られたという状況でした。台風で計画がうまくいかなかったのです。
 この台風15号は、中部地方から上陸して、東海、関東、東北を縦断したのです。交通網の寸断はもとより、土砂崩れから、民家への被害も甚大になっているのです。和歌山の白浜温泉にいるのですが、我が家の事が気になってしまいます。妻に寸暇を惜しんで電話をして、状況を聞いているのです。携帯電話に30件ほどの宮城野区の自然災害情報が入ってきます。実に地元を意識させられながら、緊張した趣での温泉宿になりました。
 白浜の宿は、柳屋という温泉旅館です。台風が直撃したので客は少ないのです。湯殿の中は、誰もいなので、一人ゆっくりくつろげたのでした。隣にも露天風呂があり、半身浴でリフレッシュができました。一緒に来たお袋は、八十二歳です。旅行中に誕生日を迎えたのです。今しかできない親孝行という事になりました。
 ここに来て、ミッションの事を考えるのです。手塚グループの発展を望めるポジションまで駆け上がってきました。今までの経験が物を言うのです。失敗を恐れずに果敢に取り組んできた過去があります。実績を積み重ねた貴重な体験が鎧なのです。過去という輝かしい武具を纏っての出陣という事になります。今まで支えてくれた宮城県本部のスタッフが強力な推進役になってくれます。更には、全国に心の通じたスタッフもできました。強力な布陣という事になります。
 もう誰も、このグループの勢いを止めることはできないのです。ところで自分たちの信念を曲げて、テコンドーへ鞍替えした団体もありました。一緒に実践空手道を追求していたのでしたが、より名誉と知名度を狙った行動であると思うのですが、伝統に根がないのです。それで終わりなのです。ふらふらして彷徨って、それだけのことです。
 私たちの場合、国際空手道連盟ルールがあります。極真空手の原点なのです。それを忘れずに歩んできているのです。その原点でもって世界に伝播したのです。つまり伝道なのです。私たちは確立されたレベルの空手道を惜しみなく伝える使命があるのです。ふらふらして、さらに、よいとこどりをしている、風見鶏団体には成り下がらないのです。