2011年9月19日(八段語録1444)

積極的人生観(17)
 体幹トレーニング

 十日断食後十㎏の減量という結果になりました。これを、空手道の指導者として生かすことにしました。この状態を維持し、上半身の体幹を鍛えるという方向に軸を切り替えたのです。つまり、空手道における蹴る・突く・捌くという技を磨くための手段にしようと思ったのです。年齢を重ねて指導者として歩んでいるわけですが、肥満体質では指導者失格に思えたのです。一生現役で過ごす覚悟を決めなければならないと思うのです。更には、決してバテない体力も作り出さなければならないと覚悟を決めたわけなのです。
 ところで、年齢が高くなればなるほど、技術は身に付けていても、体力では、かなわなくなるのです。身体も固くなってくるし、柔軟性を問題視する年代にもなってきているわけなのです。しかしながら指導者でも、身体が資本であるという事は当然のことなのです。意外と空手道に関してはストイックに追い込む作業が嫌ではない自分があるのです。心拍能力や持久力を維持しようとするだけでなく、努力すれば身体能力が上がるという成功体験を結構しているのです。
 さて、私の過去を振り返ってみると、二十二歳の時、空手を始めて一年余り過ぎた時の事でした。椎間板ヘルニアを発症してしまったのです。毎日脂汗をかきながら過ごす日々でした。道場での稽古の仕方が合わないのではないかと思ったのでしたが、発症したことには間違いないのです。その時に稽古内容は、肩車で人を上に載せながら、一時間近く騎馬立ちをしたのです。更にハードなトレーニングを繰り返す道場の練習でした。その後、私は、十字式というキリスト教系の整体に行ったり、長生館という仏教系の整体に行ったり、カイロプラクティックに通ったり、一年余りの期間は地獄を見たのでした。
 それらの助言や治療方法を重ねながら、最終的には、プールでの泳ぎのトレーニングとウエイトトレーニングに至ったのでした。プールでの泳ぎは、一時間以上遠泳をしたのでした。ウエイトトレーニングは、バーベルがあるだけのウエイトリフティングのプロの仕様が体育館にあるだけでした。それでも椎間板ヘルニアの克服するに至る過程だけではなく、夢を実現するという確かな決意だったのでした。
 この時と同じような決意を固めていっているのが、今回の断食後の自分に対する過酷なまでの肉体管理という事になるのです。年齢を重ねた肉体を、さらに跳躍されるための肉体改造プログラムなのです。様々な年齢的ハンデーを克服するための戦略という事になるのです。その着手を始めたことになるのです。