本部長通信144  2008年4月7日

良き家族(7)

 結婚は実に難解なことになっています。結婚式を挙げたかと思えば、すぐに離婚してしまう場合が増えています。お隣の韓国では、離婚率50%を超えてしまったのです。日本においても4人に1人が離婚している計算になるのです。これでは良き家族とは関係がなくなってしまいます。
 師範は、結婚するなら上述した三つの条件をクリアしなさいというのです。極真空手が何故素晴らしいのかというと、体験と経験を稽古で積むからなのであります。稽古をしたことのないない人にとって稽古の気持ちがどんなものなのかということを何百冊の本を書いて説明してもわからないのです。大会に出場して試合で戦ったことなど、いくら書いて説明しても、一回出場してみること以上ではないのです。
 それゆえ、極真空手の道は実際にやってみることなのです。だから、師範が指導するのは「気持ち」なのです。従順に稽古を重ねていくとしたならば、良き家族を築く礎は出来上がるのです。道場生にはわからないことがあったら師範に聞けというのです。師範の歩みは、良き家族を築くための日々の努力なのです。道場生の重荷を師範が責任を持って背負ってやろうという意気込みがあるのです。
 昔の書籍にハムラビ法典やオールドテスタメントがあるのですが、家族を壊す行為をするものに厳しい掟が書いてあるのです。淫行や姦淫の罪は石で打ち殺したのです。
たかが空手の修行ですが、師範は思うのです。空手は方法手段であって最終的には、家族を築く精神力を稽古で身につけなさいということを言いたいのです。

師範稽古 基本稽古40分