2011年9月2日(八段語録1427)

私と全国組織(97)
切り口として世界の極真を相手に

 個人の立場では自己管理能力が威力を発揮します。家庭は、愛情形成が大切になります。そして、地域貢献、地方や国に影響をどれだけ与えていく事が出来るかというのが課題という事になります。そして、その土台の上に世界へ羽ばたくのです。この意識は、私の変わらない法則なのです。これを私なりに名づけて「八段であるが故の法則」として位置付けているのです。
 この生き方が基本であり、地上に生まれてきたからには、「そうしなさい」と私が弟子たちに断言するのです。基本的に、今まで人生歩んでみて、思い描いた通りに人生はかなうという事を確信しているのです。
 ところで、私がコンピュータに出会ったのは、三五歳の頃でした。実にその時のコンピュータと比較するならば、今は、スーパーコンピュター以上の働きをしてしまうのです。つまり、科学技術の発達は目をみはるばかりの進歩を遂げているのです。しかし、人間の生き方は、古今東西変わっているかというならば、変わらないのです。つまり、人間の心は不変なのです。悩み、迷い、苦しみ、嘆き、笑い、憎しみ、そして愛情を持ちながら生きていこうとするのです。
 私の場合、同じ生きるならば、楽しく、豊かに、満ち足りた気持ちで生きようと思うのです。そのような思いは誰もみな平等なのです。このように思う人のみが私の弟子になれると思うのです。悩んだとき、迷った時、考え込んだとき、苦しい時、疲れたとき、悲しい時、私を思ってみてください。楽になります。人生を歩むことが、たやすくなるのです。
 というのは、私の根底に実感として感じることが出来るのが愛情なのです。この愛情を今までの人生、あらゆる経験をしながら育ててきたのです。この愛情は、私の潜在意識の中に育っていたのです。それは、両親から愛情を持って育てられたからに他ならないのです。もちろん両親だけでなく、多くの人の中で、私に宇宙の力と同じくらいに偉大な愛情を与え続けてくれた大先生がおります。その愛情は私に綿々と受け継がれているという事になるのです。
 私が10日間も断食をして平気でおられるのは、偉大な愛情のおかけなのです。これを信じるか疑うか。道場生の中でも、どちらかといえば疑う人の方が多いような気がします。しかし、極真の道を全うしようとするならば、この偉大な愛情を信じるべきであると思うのです。選挙期間の中で、多くの人から、愛情と関係のない、疑う心を吐きかけられました。まるっきり相対しないのです。私の信念では、愛情に38度線があってはいけないし、実際ないのです。無限に広がるだけなのです。この観点を私は、人生の生き方の「秘密」としているのです。