2011年8月25日(八段語録1419)

私と全国組織(89)
重要分野でリーダーシップを発揮する(市議会議員選挙七日目)

 選対本部の組織も、十分な信頼関係が生まれました。もう一度、博先生を中心に添えることで、私の立場と方針も明確に伝わるようになりました。更に、人間関係の循環が実にスムーズなのです。事務局長が謙虚になったという事もあり、さらなる勢いを増しつつある選対本部に生まれ変わっていきました。
 この期間になると、気が付かされることが多くなります。最後のラストスパートという事もあって、何が重要なのかを考え始めたのです。勢いなのか、隈なく歩き回ることなのか、検討し始めました。そして、私の結論は、票の確保に直接乗り出すべきであるという結論を出したのです。この日から、私が道場生に直接電話をするという作戦に変わったのです。もちろん一人では相当な戦いになると思いアシスタントを置きました。
 前代未聞の事だと思いますが、私が直接電話をかけて、道場生ご家庭に候補者の支持を訴えたのでした。この日から選車を降りて、作業に取り掛かったのです。これは、いくら道場生にとはいえ、思い切った決断であり、孤立した中での勝負をかけたという事になるのです。一つの事務所の選挙対策本部長が、全体を指揮するのではなく、重要な分野に埋没するわけですから、地位や名誉ではない、それ以上に使命感から来るのでした。このような動きをする選対本部長も珍しいのではないかと思うのです。
 極真会館の私は、この武道団体を行政と連結すべく、さらに子供たちの今後の健全な育成を図るという気持ちから、真剣に投入したのでした。もちろん、選挙戦の初めから、道場のご父兄の皆さんに稽古の途中で、博先生を紹介し、支持を訴えたのです。その事が、選対本部で理解されていなかったことを悟り、私が選択した手段が、電話で支持を訴えるという事でした。この武道団体という、限られて分野で、最高の候補者である渡辺先生を迎え入れるという事は、快挙なのだと確信したのでした。
 私の境地はというならば、ここから集中なのです。極端なのですが、他の分野に関してはまるっきりお願いするという事にならざるを得なかったのです。最後の重要な分野は間違いなく、極真会館であるという確信のもとに行動したのでした。重要な所は絶対に抑えるという事なのです。このような総力結集型の戦いは大きなリスクもありますが、ハマるならば、見返りも多いという事を実感していったのでした。
 この時点で、普通の断食道場であるならば、私は終わるのです。しかし、この断食はガンカケなのです。当然するわけにはいかないのです。それ故、候補者が当選間違いないという確信を持った時に終わろうと決意しているのでした。それは当然、当選発表まで問う事になります。