2011年8月24日(八段語録1418)

私と全国組織(88)
焦点絞込み戦略の開始(市会議員選挙六日目)

焦点絞込戦略とは、ハーバード大学のマイケルポーターが提唱した競争戦略のひとつの基本形で、差別化戦略をより先鋭化させ、専門家やマニア向けなど、非常に限定された市場ドメインに特化し、その市場ドメインでのシェアや収益性の維持を目指す戦略のことなのです。
 この戦略を選択する企業を、マーケットニッチャーと呼ぶのです。ファーストフードでいう高級ファーストフードチェーン(フレッシュネスバーガーやクアアイナなど)や、自動車産業でいうフェラーリ、ロールスロイスなどが典型例という事なのです。
今回の博先生の戦略は、ベテランの候補者を抑え、新人の候補者の浸透を食い止めるために、この戦略を語っているのです。もちろん、この戦略は、この選挙期間だけの限定されたものになるのです。というのも、相手の出方を重視するので、絶えず神経戦を繰り広げるという事なのです。端的にいうならば、相手の攻勢の状況によって、その変化に足をすくわれかねないのです。 
ところで、昨日で折り返しの五日間は過ぎたのです。徐々に票固めがなされているようです。博先生も、疲れが見え始めているのです。食事後は真剣な気持ちを維持しておられますが、ウトウトする状況があり、肉体の限界に至っています。これは誰もが通過する肉体の十字架という事なのですが、これを越えていくのに必死なのです。特に昼の時間帯の遊説は、顕著に表れます。心の状態も自分以上に宮城野区の選挙区を戦っている候補者が気にかかるのです。任せればいいという事なのですが、その余裕もなくなっています。私は決して他人を否定しませんから、率直に現状を捉えた判断をするのです。私にとってはすべて感謝なのです。理由は、これほどまでの戦いをされる博先生に涙が流れそうになるのです。
しかしながら、選車の中で、かつて運転手に直接指示を出すのは止めてほしいと話もするのです。素直にうなずいてくれました。理由は、秩序が乱れるのです。この選車での中心は、選車隊長の私なのです。支えようとしている人を押しのけて、自分が支持を出したならば、当然選車隊長は、位置を失ってしまうし、ロボットになってしまうのです。この選挙事務所は、ロボットを作らないのです。自発的に、一生懸命候補者を支えようとするのです。その為に、その支え手が少々間違っても目をつぶらなければ、人を束ねることはできないのです。これは、私の一方向の観点です。
 話はもとに戻りますが、このニッチ見解に対して、観点を大きくしているのです。何故ならば、世界を相手にしているという意識が強いのです。それゆえ、一般大衆をすべて巻き込もうとする戦略になっているわけです。世界中を回る中で、世界中の極真会館の仲間がいるのです。しかも、全世界に指導に行っているのです。極真会館という舞台を中心として発想するならば当然のことなのかもしれないのです。それでも、今は、選挙です。これに勝たなければならないのです。