2014年12月30日(八段語録2281)
自分を知る

 帰省客がごった返す街中ですが、日本中大移動ということです。私の場合、いち早く、和歌山から仙台へ多くの人の帰省の前に帰ってきましたので、ちょっと余裕ということでしょう。ぼぉーと一日を過ごすのではなく、たえず気持ちを自分や周りの人々に「心を使う」ということを意識するようにしようと思うようになっています。仙台に来てから、多くの人と出会いました。自分の学んだ東北学院大学、バイトの国見スイミングクラブ、道場での五千人を超える門下生等、絆を持った人でも、一万人は超えてしまいます。年賀状を書くとしたら大変な数になってしまいます。
 そのような絆を作ってきたのですから、人が財産といえばそうなのかもしれません。このように多くの人と絆を持てるのも、先祖の功労ということなのでしょう。父親のルーツは、数代しかわかりませんが、士族の家という称号が家の玄関にありました。ところが、母親のルーツは事細かく本に記されているのです。まして、金森神社があって、祭られているほどです。母方が金森という名字で、金森家系図と外戚系傳があるのです。近州金森は金森姓の発祥地ということで、流れて岩手県一関市花泉町の金森城を作ったのですから、大したものです。一関に行くと金森家の五輪塔があったりします。
 それだからいったい何なんだということですが、金森家が一国一城の主になったり、伊達藩に仕えて、根白石を収める役人になったり、結構武勇伝を残しているんです。それだからでもないのですが、叔父が剣道六段の腕前で、県大会では決勝にいつも残っていたそうです。私の場合、極真空手道で、全日本に出場するのですから、血は争えないと思えるのです。ちょっと毛色が違うような個性を持っているのも、先祖のDNAを受け継いでいるからということなのだと思うのです。
 そんな、先祖を持つ私は、武士体質であることは間違いないようです。ただ人に仕えるのは、ちょっと苦手なのです。総合的に自分を知る上では、先祖のなんたるかを知って、さらなる研鑽に励むことが自分にとって必要なのことであると思うのです。年末に何を考えているのかと思うのですが、先祖の生き様を参考にしながら、自分の新しい開拓をするようにと思えて書いているのです。そして、自分をしっかり表現していきたいと思うのです。