2014年12月26日(八段語録2277)
何をしたいのか

 投入すべきものは一体何であるのかを考える一日となりました。当たり前の事を当たり前にできないようでは、人間失格という事になります。何をするにしても、私としては、人を大切にするという事は大事という事を考えるのです。今までは、目標を持って闘っていく事が全てであるようにも思えたのでしたが、今になっては、大切な人は隣の人であるという事を意識するようになっているのです。今日は、風が強いので、加太での釣りはできないという事でした。そして、年末でもあるし、一年を整理しようとする自分ホテルの一室にいるのです。

 さて、私自身を分析すると、投入したら一生懸命に戦うタイプなのだと思うのです。自分の甘さに打ち勝ち、克服していく事に最大の喜びを感じるのです。そして、たえず自己研磨に励むのです。結局は、そのような自分の一年であったのでした。もちろん、今までの人生の歩みは、そのような自分を打ち出してきたという事になります。空手もそうでした。勉強もそうですし、家族に対しても一生懸命心を砕いてきたという事です。そのような自分に、課題として突きつけていることは、環境という事のように思うのです。妻を大切にし、子供達を大事にし、息子の嫁の家族を大事にし、今度順香が嫁いでいく中山家を大事にしていくという事なのです。

 ところで、そんな当たり前の事を、なぜ自分に言い聞かせるかというならば、その関係が私にとって、宝物だからです。ですから、指導するというよりは、大事に関係を保つという方向に自分を持っていくという事なのです。そのような自分に気づかされてきているのです。妻に対しても、何かを要求するというよりは、妻として存在してくれている千順さんを大切にするという事が、自分の信念になってきているのです。息子にしても娘にしても、親せきにしても、宝だという意識を持つのです。

 そんなことは、当たり前ではないかと言われるかもしれませんが、私にとっては、大切なのです。だからこの宝を大事にしたいのです。それは、どんな事業をすることよりも、人生に成功することよりも大事であるという事を、気づかされているのです。この絆を守り、育て、そして、生涯に保つために、日夜自分と向き合っているという事になるのです。それは、結構一生懸命なのです。その関係を保つために、良き言葉を身に着け、そのような武具を身に着けた人として、渉外し、経済的な基盤を築こうとするのです。私の場合、目的が家族ですから、経済が、仕事が、家族を上回らないようにする生活をしているのだろうと思うのです。

そのような事を考え続けた一日でした。一人和歌山に来て、思うことは、やはり家族の事でした。それが自分の正体であろうと今更ながらに感じるのです。