2014年12月24日(八段語録2275)
三日目の中山家

 もう一泊中山家での宿泊となりました。娘の様子も現実をちょっと垣間見て、本当にこの家に嫁ぐのに私でいいのだろうかと話していました。最後の一夜を迎賓館で迎えたわけですが、少し勝手がわかって、庭に出で、邸宅が高台にあるので、そこから、大阪湾を一望に眺める景色に見入ったりしていました。本当にこの邸宅は、接待がメインということもあって、生活というものが無いので、ご主人が渉外に使うためだけに活用しているようでした。そのような意味では、一階の洋風の客間が、カフェバーのようになっていて、気軽に飲み物を飲みながら話せるようになっているのです。また、大きな応接セットの側には、ピアノが置いてあって、いつでも何かを奏でることができるようでした。置かれている調度品も目を引くものばかりという事です。

 そのような訳で、二階の和室で、娘の将来の事を話しました。私も十分すぎるくらい、格調の高い、築き上げてきた家風を尊ぶように心がけました。娘は圧倒されているというような気持ちはぬぐえないようでしたが、あくまでも家に嫁ぐというよりは、メインは孝郷君との結婚という事での意識を心掛けるように話すのでした。それでも、比較して、我が家にも別荘があるのですが、有効に対社会的に使っているのではなく、森家の親戚が集まってくる時とか、私のアトリエとしてしか使っていないので、活用の在り方も考えさせられました。

 ところで、このように娘の結婚先が、しっかりしていると、私自身もしっかりとした家庭を築いていきたいと思うのです。ちょっと意識すれば、息子の嫁の茂奈さんの家も、アメリカのカルフォルニアの高級住宅街のプール付きの邸宅で、父親は歯医者さんで、とても立派な家でした。このたび娘の婚約者が、医者を目指し、アメリカで勉強している息子という事ですから、兄弟の親戚が良き家庭と縁を結んでいるという事だと思っているのです。我が息子も柔道整復師の資格を取得して、いずれは開業して、医療と極真会館を背負っていくわけですから、我が家も頼もしいと思わんばかりになります。

 そのような親戚としての縁を築くものですから、我が家としても、しっかりとした基盤を作りたいと思うのも当然なことです。あまりにも親戚になる方々が良すぎるものですから、自分の家庭の反映だと思って、更なる取り組みをしていくべきであると思うのです。それにしても、意識としては、自分が家庭づくりを取り組んできたことへの結果として受け止めて、社会的にも、実際の家庭生活でも、クオリティの高い愛情あふれる家庭づくりを、これからも邁進していきたいと思うのでした。