2014年12月14日(八段語録2267)
伊藤師範

 メールありがとうございます。極真会館の正当な指導者として、私は、手塚会長を選択しました。この選択は、間違いはないと思っています。この結論に至るまでは、葛藤もありましたが、決断して、もうすでに、十八年の歳月が流れました。極真会館の正当な継承者であるという気持ちは、今でも変わっていません。高木師範から指導を受けた同じ門下生として、伊藤師範も素晴らしい選択をしたと思っています。この団体は、一つの大山総裁の結実であると思っています。花のような存在としての美を備え、香りを放って現れていると思っています。

 会長の姿勢は、私達を平等に扱ってくれているようです。全てのやる気の源泉はここにあるように思えます。それだから、師範たちが上下の隔てもなく、自由に会話をしたり、行動したりすることができるのだと思います。このように、自由にお互いを尊重できる起源が、まさに会長にあるからだと認識しています。このような師範達を中心に、道場生である弟子たちが、蝶や蜂のように互いに協力できる関係を形成でき会長も喜喜ばれますし、私も楽しんでいますし、道場生も、修行に勤しめる環境であると絶賛しています。この団体は、会長がいて、師範たちがいて、道場生に責任を持って指導できるようになっているのが素晴らしいのです。

 ところで私は、この歓喜の輪を広げようと思っています。その目的の中心価値を完成させるためには、会長一人ではできないし、私が支えるだけでは、足らなすぎます。そんなに爆発的に組織を拡大する必要は無いと思っています。一緒にやっていて楽しい関係を作っていきたいと思っています。もちろん、新しい伊藤師範が入ってくれることは、頼もしいし、うれしく思っています。そして、私は伊藤師範を保護し、育てて行きたいと思っています。立派な指導者になってもらう事にいささかの盲点は無いのです。ただお互いが、分かち合っていく事ができる信頼関係が構築できればよいと思っています。

 今まで、会長と共に歩んできて、五千人以上の審査会をやってきました。これに対して、まだまだ不十分だと思っています。さすがに、大震災後は、考慮してもらわなければ、運営ができないこともあって、少なく抑えてしまいました。それにしても、会長が活用できればそれでよいと納得しています。それは、会長が存命の時までと思っています。その後は、社団法人として、監査役もいれて、全体の公金を合議制でもって、運営できれば、誰もが納得するのだと思っています。今の宮城県本部もそうですが、個人に集中しないシステムになっています。より理想の団体を目指して、努力していければと思っています。勝手な事を書いた返信お許しください。