2014年12月11日(八段語録2264)
最高の時代

 こんなに、食糧に満ち足りた時代は存在したのだろうかという事を考えてしまいます。いつの時代も食べることに窮していたということなのだと思うのですが、この数十年は、日本においては、飢餓で人口が減るということもないし、百姓一揆や米騒動など、食料を問題にした闘争はなくなっています。そのような意味では、歴史上現れたことのないような恵まれた時代なのではないかと思われます。現代は、衣食住は問題にならないようです。私の人生を振り返っても、何でもできたような時代でした。もちろん徴兵制もないですし、思った通りに生きたという事になります。

 さて、いろいろ考えるのですが、このような満ち足りた世界で生きてきて、車もあれば、新幹線もあるし、ましてや飛行機もLCCなるものが登場して、安く愛情を積み重ねた人のもとに行くことができるようになっているのです。愛情の速度をカバーしているかのようです。もちろん、愛情の速度は、超高速です。愛する人のもとに行くというとき、時間がかからないのです。ですから、私の妻に心をはせるならば、瞬間です。時空を超えた世界が愛情の世界という事になるのです。もうすでに瞬間的にすべてが叶えられるような時代に突入しているのかもしれません。

 ところで、このような時代の将来はどうなっているかという事も推測するのです。これからは、無限の価値がただで与えられるようになるように思ってしまいます。すべてが自然に供給できる時代です。私の想像が及ばないほど全ての事が可能な補給地になるのではないかと勝手に思っています。現実に時代は、時空を超えるような勢いを持って進んでいます。このような時代を造っていく人間の可能性は無限にあるのです。もう阻止するものは何もないように思うのです。

 そのような最高の時代を、先駆けるように、プリウスに乗っています。家で充電して、別荘までの二十数キロは電気代の30円だけです。これは夜間料金を使います。そして、帰りは、別荘で充電です。ここでは、一般の電気料金なので70円になります。これで、家と別荘の畑を行き来するのにお金が100円で済みます。さらに、トヨタのディラーで充電すると無料なのです。そうすると、百円で75㎞走るという事になります。

 1リッターに直すと、100キロ以上になるのです。夢の経済性を持った車という事になります。実際は車内の冷暖房があったり、坂道でのガソリンエンジン始動が始まったり、理想形にはまだ、ほど遠いのですが、来年一月に発売される水素で走る車が出回るようになれば、もう、燃料は無限にあるし、価格も相当低くなるのではないかと思うのです。こんな最高の時代に生まれ、精神的価値観を中心に極真空手を推進できるという事は、本当に幸せなのだと、何度も感謝するのです。