2014年11月18日(八段語録2238)
海の力は偉大
海を愛する人は、驕慢にはなれないのです。何故ならば、海は偉大さがあるからです。これからは、海に向かう時代に入ってくると思うのですが、無尽蔵の資源が隠されています。もちろん、無数の魚もいるのです。黄金から金色、青色、赤と無い色は無いくらいです。陸地と海を比較しても、海は、豪華絢爛な色を持った生き物が、踊りながら活動するのです。スキューバダイビングをすると、鑑賞するための、すべての景色が眩いばかりに広がります。そして、愛の世界と同じで、どこへ行こうとも、海は通じるのです。
さて、海は不思議です。台風が吹くと、どれほどの波が押し寄せてくるでしょうか。台風の風は、海に酸素を供給するのです。波が激しく怒り狂って、更なる風を受け止めて、多くの生き物を生かすのです。それがなければ、魚は住めず、海洋植物は死滅してしまうのです。そう考えると、海には、どれほどの哲学があるのかという事です。海に通ってみれば、どれほど学ぶことがあるかという事です。一日に何度も変化します。世の中では、「人心は朝夕に変わる」と言いますが、海は、朝夕ではなく時間ごとに変わるのです。
また、船で釣りに行くときなど、他の場所に行くと風が無くなっているのです。そしてまた少し行くと風が吹いているのです。いくら天候に恵まれていても、場所によって異なるのです。ちょうど人の顔が異なるのと似ています。水があって山があれば、山の高低によって気候が変わります。まさに海はあらゆる顔を持っているのです。
ところで、私の場合、若い頃、船に乗って魚を追っかけたものです。時間が許す限り、出かけて、精神を整えて、大いなる闘いに備えるための準備をしたものです。朝早くから、釣りは出かけますから、体はきついのですが、精神をまっすぐに正し、自ら標準を定め、目標に向かっていく為に、均衡が取れた状態にし、生活信条を維持するようにしたものです。特に私は、刺激的な事が好きなのです。変動が多く変化が飛んでいるところから切り開こうとするのです。そのようにするためにも海には出かけていったという事です。
私は、青少年時代は陸地を中心として物事を判断しましたが、大人になって、海に目覚めたのです。海の世界を知って、それだけ幸福の領域が広がったように思えるのです。陸地を知り、海をよく知って、海の神秘性を思い、陸地の美しさを思いながら、よく鑑賞しながら、歩んだ人生であると思うのです。そうすることによって、一面だけでなく多面的によく物事を見ることができるようになったという事は、実に理論的な話という事になります。