2014年11月12日(八段語録2232)
人生を生き抜く資格

 自分の生き方の、理念を大切にすることが、重要です。納得する人生を歩もうとするのです。理由は、公理と公式を解明するために努力する分野が科学でしょう。そして、自然の中に深く隠れている情緒的な分野を表現するのが文学なのです。さらに、自然に表れたり、隠されていたりする美しさを、形態で構成しているのが、芸術という事になります。もちろん、自然の根本道理を解明しようとする分野は哲学なのかもしれません。私は、極真空手を、そのすべてを含んだものとして捉えるようにしているのです。なぜならば、この極真空手に生涯をかけて戦ってきたからなのです。そして、このような、自分が歩んだ極真空手の神髄を解明するものがあるとするならば、自然の中に深く流れている情緒的な内容を解明することです。そのような責任を果たすのが、こじつけて、家庭に意義付けをしているのです。
 さて、その家庭は、自然を抜きにして考えることができません。自然から離れて家庭を語ることもできないのです。人がいくら堂々とその威勢を誇り、権威を享受するとしても、自然を無視するとしたならば、そのすべてのものが成立することができないのです。このように、人の生活を価値あるものにしてくれるものが自然であり、家庭が家庭らしく成り立っていく為にも、必ず必要なものは自然であるのです。ですから、自然の流れに、心が感じられなければならないし、本当に幸福を享受できる家庭を栄光の位置に立てていかなければならないのも、人の役割であろうと思っているのです。
 ところで、人が何かの公式や定義として、すなわち科学的な論理でそれを解明できなくても、あるいは文学的にその情緒を表現できなくても、もしくは、芸術的にその美を表現できなくても、自然の根本道理を解明しようとする哲学的領域に至らなくても、私が人生を歩んでみて、自分は偉大な科学者であり、偉大な文学者であり、偉大な芸術家であり、偉大な哲学者であることは間違いないのです。それが、家庭であるということなのだと確信しているのです。
 そのような事から、人生を生き抜く資格とは、自然を大切にして、そこから深い感動を受けて、しっかりとした家庭を作って、生涯を送るという事が、最高の生き方であり、素晴らしい人生であるという事を確信しているのです。そのような事は、言われななくても分かっているというかもしれませんが、そのことを大にして言っているのが、私のブログという事になります。このような事を、何十年書いているのだと言われても、仕方がありません。それが私の理念であり、生き方なのです。それが私の生き抜く資格なのです。