2014年11月3日(八段語録2222)
自然と人間との関係
科学技術の発展が、見える自然を管理して、万物の霊長のだと豪語し、自分を自分のものだと主張するかもしれませんが、それは、甚だし誤解という事になります。私の体は私のものではないのです。私の心もまた、私のものではないのです。私のものだと認定できる根拠など何もないのです。それでも、私は、このような根拠が分からなくても、何となく暮らしているのです。ちょっと突き詰めてみようと思うのですが、私の体を育てて、成長させてくれるのは、この大地です。私の体に必要な要素を提供してくれる地は、母なる大地という事になります。しかし、この大地を母として敬うような人はどれぐらいいるでしょうか。もちろん、私を教育してくれた父母もいます。自然も大切ですし、父母も大切だという事になるのです。
さて、私を産んでくれた父母だけを父母と思っているようですが、そうとも限りません。私の体の源泉は土の魂なのです。すなわち大地という事になります。産んでくれた父母に似るだけではなく、私は父母を越え、新しく降り、大きな何かを追求してきたように思えるのです。動機がなければ、結果はあり得ないのが鉄則ですが、限りない大きな世界を求めていこうとする私の心は、何か動機があるから、私が求めていったと言い様がないのです。また、自然にある万物が、私の肉体の中からそれぞれ自分たちのものをすべて探し出そうと主張すれば、私は全て自然に奪われてしまうでしょう。そう考えると、私は疎く宇宙であり、活動する宇宙でもあるのだろうと思えるのです。
ところで、よく畑の中に座って考え事をするのですが、自然を見つめ、神秘的なものを感じるようになっているのです。自然をこの上なく愛する気持ちが湧き出てくるようになれば、人は自動的に愛情を持っていく事ができると思うのです。花と蝶、全ての存在を見れば、希望を感じるようになります。というのも、土地は種を植え、おさめることができるのは畑です。土地から生命要素を吸収し、育つのです。そのような事を考えるだけでも楽しくなってきます。
今日は、東日本放送の阿部部長と一緒に、ミヤヒル36というゴルフ場へ行ってきました。雨が降ったり、お日様が出たり、様々な状況で私達を迎え入れてくれました。先日、ドライバーをデカヘットに変えてみました。今日、実際に試したのですが、正しくよく飛んでくれました。だからと言ってスコアが上がって訳ではないのですが、ちょっとしてゴルフの喜びを教えてもらったのです。今日も一日、自然が友達だったという日でした。