2014年10月26日(八段語録2210)
極真山形県大会

 晴れわたる秋空のもと、大会が行われました。宮城からの出場選手が三十名余りと多数の選手団になりましたが、しっかり試合をしているようでした。入賞者も、自分をおごらず、明日からの稽古に望んでいくのではないかと思うのです。菅野師範の揺るがない、組織基盤の確立によって、今の宮城県本部があるのだと思うのです。極真宮城を、理念を中心に貴く作ってきているので、どこの団体に出場しても恥ずかしくないレベルに今はあるという事を実感するのです。どこの団体に行っても恥ずかしくなく、川の流れのように、飛ぶ鳥のように、自然に振る舞えているように思うのでした。
 このような組織であるがゆえに、選手一人一人が、素晴らしい結果を発揮していると思えるのです。決して一人で選手は育たないのです。結局私がしている農作業と同じなのです。愛情を農地に投入し、この栄養素の中で農作物が育っていくと同じように、ひたすら回せば、回転するコマのように、勢いよく存在するのです。そして、全てに連結されれば、一つの目的の為に、永遠に回る道場生に成長するのです。その事ゆえに、今回の大会でも、一人一人の道場生が活躍して、素晴らしい実績を上げることができたのです。これも指導者がしっかり道場生を耕しているからということなのです。
 ところで、このような山形大会での実績を上げることができるようになったという事は、まず、スタッフがあらゆる検討して考える時間を持ったからであり、準備する期間が期間もあったのです。大会での勝利を自分たちの勝利にしたならば大間違いという事になります。今まで、あらゆる模索をしながら、考える期間があり、決定的な計画を立ててきたのです。その後、立てられた計画を中心として準備する過程を経て、実践段階を越えてきたのです。そのように、この組織を作り上げてきたのです。菅野師範の考える期間から、準備する期間、実践する期間を経て、今のこの時があることを、今回出場した選手と父母は、理解すべきであると思うのです。
 そして、この組織は発展的な組織に成長しているに違いないのです。このような、極真会館に育った事に、初めて喜びが生じてくるのであり、喜びが生じれば、いい雰囲気に満ち溢れるようになるということなのです。決して漠然として生まれてきた組織ではなく、考慮に考慮を重ねたゆえに今があるという事を、明確にすべきなのです。心で思った事が、理論的に体系化され、体系化されたその理論を基盤として、今回の大会での勝利が飾られているという事をはっきり理解して、今後の取り組みをしていかなければならないと思うのです。