2014年10月5日(八段語録2176)
悩み事コメント おちつき

子供が学校に行って、成績が悪くとも、また学校の一員として堂々とした権威と資格を持つことができなかったとしても、あわてる必要はないのです。何か、成績が悪いと、問題であるように考えられますが、判断基準を誤ってはならないのです。冷静に対応することができる子供として育てましょう。子供の生活において、幸せな子供というとき、何を基準にして幸せだというかということです。外的な能力を持っているからと言って、幸せな子供という事ではないのです。何不自由ないほど裕福な家庭で育ったとしても幸せであるとは限らないのです。幸福の根拠は、家庭であるという事を一般的に感じ、体験し、認めながら、いまの時代、何か不自由な事を感じるのです。ですから、この不自由さを解放するのが、道場での稽古であるというのです。世の中には親のいない子供を孤児と呼びながら、その孤児はかわいそうな人として扱われます。家庭があって、道場で稽古ができるとするならば、おちつきが生まれてくることは言うまでもないのです。道場は、家庭で調和できるようになる為の訓練所ということにもなるのです。修練所であるのです。道場は家庭に連結させることができる素晴らしいハイウエイなのです。