2014年10月5日(八段語録2175)
悩み事コメント お調子者

 現実は、理想とする人格を形成することができないのです。むしろ破滅と不幸に近づいているというのが、私達の暮らしている生活であると思うのです。そのような観点で、子供を見ると、ちょっとお調子者という感覚になるのかもしれません。しかし、子供の本質はどうであるかというならば、子供は、そのような中でも良いものがあれば誇りたいと思い、宣伝したいと思うのです。宣伝したいということは、関係を結びたいということです。なぜ宣伝し自慢するのでしょうか。「私に良き関係を結んでくれ」ということです。子供にとって、一番良いものは何かというと、「私」が最高に認められることによって、「一番良い」のです。このような内容が集約されているのが、安心できるところということです。それが家庭であり、生命に連結されたその環境を中心とするのです。まして、愛情の花を咲く根拠地を求めようとするのです。極真空手は、当然、稽古を通じて、子供にとって、一番良いものを与えようとするのです。家庭をサポートする団体なのです。会社は物質を通じて利益を追求します。政治は、人間同士が自分の権益を得るところです。しかし、極真空手は、子供の声をしっかり受け止めて、最高の個性を生かそうとするのです。