2014年10月4日(八段語録2171)
悩み事コメント しつけ

 家庭における日常生活で、このしつけはなさなければならないのが原則です。朝、お互いの仕事の為に別れる時も、夕方再び会うときも、しつけがなっていないと、共同生活の延長でしかなくなります。家庭に帰ってきては、話し合い、相談して、誤ったことは直すようにしなければならないのです。家庭全体を愛情の絆で結びつけ、笑顔で過ごせるようにしなければならないのです。「この家は本当に素晴らしい!」と言って誇ることができる家庭が、子供達の安住の住まいなのです。他にはどこにも行きたくないと思うほど、家庭が根拠地になり、自慢の家庭にならば、しつけは簡単にできます。もちろん、家庭で、家屋が良く、その周囲の環境が良いといっても、良いわけではないのです。反対に、いくら環境が悪くて、家がみすぼらしくても、それを安住の場所として、そこの自分の生涯と生活のあらゆるものを結びつけようとする家庭が良い家庭なのです。そこに親子の間に思いやる心が生まれてきます。これが追憶の故郷で、ありあらゆる生活の動機となるので、子供達の生活で幸福を左右する基礎になるのです。このことを円滑にするためにも、空手道場における武道教育は、生きてくるのです。