2014年10月3日(八段語録2163)
悩み事コメント 臆病

 すべて、自分を中心として考えようとすれば、臆病になります。親を中心にすれば、子供も動き、気持ち的に一致点を形成し、内外が一つになっていくようになるのです。子供が生まれたのは、なんであるのかという事をよく話すことが必要です。そして、親でもって、子供であることが、どれ程素晴らしいかという事を実感させるのです。なぜなら、親と一番近い立場が親子の関係だからなのです。子供が親と愛と生命が集中した場、親の理想の身代わりとして生まれたという事が分かれば、何かを行動しようとするのです。臆病という事は、独断的なものです。連結されていないのです。そのために、さらに、臆病になってくるのです。自分と関係を持ち、より共鳴する親子関係が密接になれば、子供という価値がどれ程高いかという事が理解できるようになるのです。子供の特権というものは、親が自分のものであり、親を持っているという事を誇りに思っていただくという事です。これが臆病な性格を取り除く方法であると思うのです。道場に通うようになれば、自分よりも先生が大切になってきて、その指示を受けたくなるのです。つまり、親代わりという事になるのでしょう。