2014年10月3日(八段語録2162)
悩み事コメント 移り気
ありったけの「私」でいいのですが、丸ければ丸く、長ければ長いということです。それで、子供が一人で、その、ありったけの「私」を探すことができるでしょうか。ありったけの「私」にはすべてが入っています。そこには親も兄弟も入っているのです。ですから、全てが入る「私」ですから、全てを入れて耐え忍ぶことができる器が必要であって、いい加減な器では、いれても耐えることができないのです。当然、移り気では、何にも入ることができない「私」になってしまいます。しっかりした器が出来上がれば、誰もが入れたくなるし、多くの人も与えて、与えて、与えてもまた、与えたいものです。しっかりした器を持った子供は、つい知らず幸福がそこにあり、全ての面で勝利者になることができるのです。人生いくら素晴らしく生きようとしても、この器がなければ人生の敗者になってしまうのです。移り気は、自分の器を壊してしまうなにものでもないのです。
空手道は、修行ですから、稽古を通じて、確固たる器を作っていくという事になるのです。