2014年10月3日(八段語録2161)
悩み事コメント 何でも拒絶する

 幼年期にはよくあることです。それでも、拒絶するには理由は必ずあります。その原因を見つけ出すことが必要になります。そして、次のような原則を意識しましょう。顔は窓口と同じです。拒絶するような顔は、人前に出せるようなものではないのです。顔を見れば、目、耳、鼻、口の四つしか見えません。そこで品行を端正にし、徳のある心を持つように努力させるのです。親が願う子供は、世の中以上に大きな心を持った人です。そうするならば、何でも拒絶するようでは、顔の四つが小さくなっていきます。そこで、子供に願うことは、目も世間よりも大きくすることであり、手も世間を抱く大きな手にならなければならず、どこへ行っても歓迎されるような子供になれるように指導するという事になります。心が世間よりも大きければ、調和するようになるのです。顔よりも、徳の高い心を持って生きなければならない事を訴えるということです。子供の未来において、顔の良さだけでなく、心の良さを願うようにすべきでしょう。そうすると自ずと、道は開けます。空手道は、道徳心を高めるように指導します。それは、拒絶から出発するのではなく、受け止めることの能力を高めるという事になるのです。