2014年10月2日(八段語録2156)
悩み事コメント 元気すぎる→おとなしく

 人が幸福を実感するという事は、原理原則に従って、最高傑作である人間が愛情を感じる事です。それでは、愛情には秩序があるのですが、どこからでしょうか。子供からでは到底ないのです。父母から愛情を受けるところから始まるのです。そして、一番麗しい時期、花がいっぱいに咲く時代は、いつであるかというならば、道場に通い始める幼年期から、思春期という事になります。この時期は、まさに、一生に二度とない、ゴールデンエイジと言われる時なのです。一度しかない麗しい時期が、どれ程尊いかということです。しゃくやくの花は、そのつぼみの色が違う黄色の花房によって、簡単に散らされないように、しっかり包まれています。子供も同じです。元気すぎようが、おとなしくしようが、黄色い花を散らすことなく、より調和を目指して、美しさが最も現れる時に、最高に咲くようになっているのです。それを実現させるのが空手道ということにもなります。成長期間がありますから、ゆっくり成長を見つめてやってください。