2014年9月29日(八段語録2143)
悩み事コメント 身勝手

 空手道を修行する者としては、身勝手をどのように解決するか、これをどのように超えていくかという事が、道場生の戦いになります。これを越えずしては修行にはなりません。道場の先輩を見るならば、黒帯を取るまでに多くの精誠を尽くしてきたのです。この先輩を見習って、自分を見つめるという事が最短距離という事になります。ところで、この身勝手がどこで出てくるかというならば、初心者の時は出ないのです。先輩の影響で出にくいのです。ところが、男性であったら、修行を収める時、最後まで行こうとすると、女性が妨害します。それなりの女性が現れて妨害になります。女性が動員されて、その色仕掛けに引っかかるようになると終わってしまいます。普通、じっとしていても体が先に行くのです。それだから、身勝手にならないように、青少年の時は、脱線行為を防ぐために、修行に専念させるようにするのです。ちょっと付け加えると、情欲を修行で、身もだえしながら稽古に励むことが、道場の方針という事になります。