2014年9月29日(八段語録2142)
悩み事コメント 人に優しく

 空手道を行こうとすれば、心技体が一つにならなければなりません。修行前は、心身を一つにするなど気に留めたことはないと思いますが、空手道における心技体の個性の完成体を目指すときに、余裕が生まれます。その結果人に優しくなれるのです。特に、乱暴だったり、情緒不安定だったりする多くの理由は、体が主体となっているのです。心を中心に技を磨いて体を鍛えるならば、自分に厳しくなります。空手道という事を通じて、体をコントロールする道が修養の道なのです。心が体の言う事を聞かなければ、「この体め!」と言って打ちながら歩むのです。稽古をしたり、節制したり、自己管理をしたり、全て自己との戦いに挑むのです。空手道を追求すると、してはいけない事を多く持ちます。空手道の修行中の青少年には、「ポルノにはまるな」つまり、「見るな、触るな、抱き付くな」性行為は未熟だという事を強調します。もちろん、中途半端な恋愛は禁止です。体が心を攻撃できるような隙を作っていけないと指導します。人を傷つけないところから、優しさが生まれるのです。