2014年9月26日(八段語録2134)
悩み事コメント 反抗的

 少年期を越えていくと、自分がどのような人間であるかという事をわかろうとします。当然、力では抑えることはできないのです。だから、成長しようとする子供達は焦りやすいのです。友達の力が必要になるとか、師が必要になるとか、親の力も必要になるのです。より大きな力が必要なときは、それをどこから持ってくるかという事が問題になります。持ってこられないときに、反抗的という後退的な感情が現れるのです。それを実際に子供に起こしてはならないのです。いくら子供が引っ張り出しても終わらない程の力ある刺激が必要です。どのようにして、無限な力を子供達に供給するかという事になります。心の世界は球形運動と同じように、中央に行けば、軸を中心に運動するのです。そこから無限な力を維持できるのです。ですから、空手道の道を収めていく方向に導くのです。すべての面において深い実践空手を体験したならば、反抗的という態度はいつしか消えていくのです。