2014年9月22日(八段語録2124)
秩序の破綻と淪落
何であれ、私の動機から結果までを知らなければ、新しい動機と方向、そして、結果を得ることができないのは当然です。そして、私の本当の動機の秘密を、見つけなければ、正すことはできないのです。一番重要な事は、まだ、未熟者であるということです。頭脳はもちろんのこと、心臓から、循環器系、細胞までも、なかなか思うようにはいかないようです。私の能力というものを新たに覚醒させなければならないと思うのです。人生のすべてを消化して有り余る、能力を回復させなければならないと思うのです。
さて、ある観念が、一度頭の中で位置を占めれば、抜くのは大変です。ですから、武道精神は必要であると私は思っているのです。このような精神がなかったならば、私は滅びていたのではないかと思うのです。というのも、不倫と青少年の淪落、家庭破綻、近親相姦、同性恋愛、形容し難い性犯罪など、今日の現実は悲惨なものばかりです。それを肯定するような、気持ちにはなれなかったのです。それで、崇高な武道精神を物差しとして正してきたというのが、偽りない自分の発想でした。今日本における青少年の淪落問題を、日本政府が解決できるでしょうか。軍事力を持っても、経済力を持っても、科学技術を駆使してもできるものではないないのです。
最近では、性の解放のような、あらゆる邪悪な事がインターネットやラインを通じて起こっています。愛というものは、そのようなものかと問いただしたくなってしまいます。こんな事が愛であるとするならば、ここに何の希望があるでしょうか。絶望そのものでしかないでしょう。女性と出くわしても絶望であり、どこで、誰に会おうとも絶望だらけになってしまいます。最近では、晩婚化が進み、独身生活をする風潮があるのです。その独身時代に何をするというのです。そのようにならざるを得ない内容とは何かというならば、性解放という時代、フリーセックス時代の到来で、思いのまま接触しているということなのです。
まして、最も深刻な問題は家庭です。青少年問題、家庭破綻問題が最後に来ているのです。どのような武器でもってそうなっているかというならば、それが酒・たばこ・ドラックという事になっているのです。このような物質で、精神まですべて腐らせようとしているのです。体を腐らせ、精神を腐らせ、鼻の穴から肺をすべて腐らすのです。私は武道精神を堅持するがゆえに、酒を飲まず、タバコも吸いません。ましてやドラックなどはとんでもないことです。これは、人を滅ぼす悪魔の武器みたいなようなものです。それが、愛の秩序の破綻へと淪落させていくのです。そのようなものを、私が、極真空手ですべて、整備しようとするのですから、話は大きなことですが、大切な事であると思っているのです。