2014年9月19日(八段語録2121)

誘惑


 最近、人生に放たれる誘惑の罠というものを考えます。多くの青少年が、その一日の失敗が恐ろしい結果をもたらす事を感じるのです。それは、紛れもなく男女問題であります。ですから、男女問題が恐ろしく、間違わないように結婚するという事がどうなのかと考えさせられてしまうのです。女性が「私」を掴み、「私」が女性を掴んで、女性が「私」を解放してくれ、「私」が女性を解放してあげられるのが結婚であると思うようになっています。何からの解放かというならば、愛の落とし穴からの解放という事だと思うのです。
 その愛の落とし穴とは、現実の中にも、小説にも出てくるようなものです。その愛の落とし穴というのは、大概は、誤った生殖器を中心とした愛によって、快楽にふけるようになるということです。そこに落とし穴があるのです。家庭崩壊は、ほとんどの原因が生殖器を誤って誤用するところから生じるようです。生殖器を誤って使用することにより、例えば、女性であれば、新郎であるはずの男性ではなく入れ替わった男性に誘惑されるか、するようになるのです。人生を破壊してしまうことは、多くは生殖器を誤って使用することで起こるという事を悟ってしまうのも、若かりし頃からの自戒の念があったからだと思うのです。
 ところで、このように生殖器の誤用で、愛する新郎、新婦が替わってしまっては、根本的に堕落していくのです。ある意味で、男性のそれは、蛇であり、女性のそれは、蛇の罠という事でしょう。蛇が惑わしたという事は、こういうことなのでしょう。つまり、まさに生殖器を意味しているのです。女性の生殖器は、蛇よりも恐ろしい罠であり、男性の生殖器も蛇のような生殖器で惑わし、奪おうとするのです。それに、誤って噛みつけば、大変な事になるというのです。
 蛇は二つの舌を動かして欺き、惑わして、完全に地獄へ放り込むのです。そのような蛇の頭のようなものを中心として、蛇が噛みつくということです。男性にとって女性を取って食べるという事は、それ以外に何があるというのでしょうか。食べるという事はそれしかないのです。それは恐ろしい器官ということなのです。それが、蛇の頭のような男性の生殖器という事になるのです。今回は、かなり本質的な事を書いています。それは、私が極真空手を真剣に追及した原因の一つだからなのです。
 だから、結婚するまでは、自分の生殖器を誤用しないような生き方をするという事から、極真空手に専念したのです。当たり前に、生理現象もこの器官で行い、子孫繁栄もこの器官であり、夫婦としての愛情の交わりもこの器官であるので、大切にするという事を、空手道を通じて意識し、守り抜いてきたというのが私の極真人生であったと言えるのです。