2014年7月7日(八段語録2066)

共に歩む人生(7)

 娘の世話をしている妻、涙ぐましい歩みをしていると思っています。愛情の限りを尽くしながら、日々歩む千順さんに、心から感謝しているのです。というのも、ヨーロッパに出発したのが、つい最近のようです。家族の事に思いながらの旅立ちになりました。ちょうど、娘が韓国から語学留学で帰ってきたので、仙台駅で待ち合わせをして、韓国での思い出話を聞いて、安心したのでした。さて、二十九日に大阪に中山家へ行く準備をしたのですが、思わぬ飛行機の予約ミスで、妻を激怒させ、涙を誘ったのでした。それでも、私も気を取り直して、帰りの飛行機だけを、変更して事なきを得たのでした。
 ヨーロッパのブリュッセル郊外のキャンプ場でも、娘のことを気にかけながらのサマーキャンプになりました。確かに、二十九日に娘は大阪に向かったのでしたが、娘と千順さんは、予約の勘違いをして、八時五分の出発を八時五十分と誤解して、遅れそうになったというのです。早めに家を出発して、乗り遅れるという最悪の事態だけは免れたという事になったのでした。
ところで、この件に関しては、私が痛い経験をしたのでした。仙台発のエアライン、ピーチでの予約でしたが、道路事情が悪く、ぎりぎりの状態で空港に到着したのです。ところが、メジャーな全日空とか日本航空と違って、融通が利かないのです。あくまでも、搭乗手続き三十分前にチェックインしなければ、乗れないというのです。初めてのピーチでのエアライン利用であったので、戸惑うというばかりだったのです。結局、同じ大阪の伊丹空港到着の日本航空を利用したのでした。予約なしでしたので、かなり高額な料金を払わなければならなかったのでした。しかし、このようなシステムを頭に叩き込んで、もう二度と間違いはしないという気持ちでいた矢先でしたので、はらはらさせられるやら、私と同じ間違いになりそうな千順さんをせめる訳にいかないやら、気持ちの整理をするのに大変でした。
 娘が中山家に行ったのは、夜の十時過ぎであったと聞きました。仙台からの客人に大歓迎を受け、すぐに緊張しながらも、中山家の雰囲気に言葉も出なかったという事でした。その日は、別宅の寮の一室に休ませてもらって、次の日、中山家のご主人から、多くの励ましの言葉を頂き、孝郷君とも十分に話したという事でした。さらに、アウトレットの店で、ショッピングを楽しんで、次の日の朝に帰ってきたのでした。娘を陰ながら支える千順さんの気持ちに、さらなる娘に対する、母親の愛情を感じさせられた次第でした。そんな人が私の妻であることに更なる感謝をするのでした。