2014年4月30日(八段語録2037)

足跡

 自分の生活面での良い足跡を残さなければならないという事を考えてしまいます。一生懸命に生きているという足場を立てなければならないと思うのです。そうでなければ、くだらない人生になってしまいます。人として楽しみ、享受できる栄光が人生であるべきです。私の環境が、いくら悲惨でも、いくら矛盾と不合理が付きまとっても、これを克服できる信念と理想基準を確定させなければならないのです。そうすることによって、今日の社会生活と自分の生活があらゆるものを打開できる開拓者のようになれるわけです。

 これができなければ、押されて挫けてしまっては無意味になります。この世界で生きているという実感で、人生に向き合って「この世界で私は元気で生きており、あらゆる社会の問題を解決しよう」という気持ちにもならないのです。大いなる信念を持たずして、社会の環境整備などできるはずはないのです。そういう気持ちを持って、世界を越えていくという実際の気持ちを維持する主体的思想として、人生の道を行くときに失敗する気にはならないのです。私の意識改革は、極真空手と共に出発し、多くの道場生と共に流れ動いてきました。そして希望の道を発見してきたのです。

 ところで、私は、この団体の開拓時代を過ごしてきたのです。そして次の時代に引き継ぐ役割を持っているのです。そして私は、私の時代から一段階高めて、新たな武道精神を紹介しているのです。権能を求め、地位をも求め、多くの事を判断することができる能力を求めてきました。しかし、これからは、その土台の上に、武道精神を示さなければならないのです。そして、地位に満足することなく、単なる道場生として皆さんに接するのではなく、わが子のように育てていく事を望んでいるのです。

 これからの私は、本気で果たすべき約束を全うすることなのです。理想の道場を築くという事なのです。歓迎される道場を目指すのです。「全てを成し遂げた」という人生を送りたいのです。私は希望の主人公として人生を歩みたいし見つめたいのです。先日の審査会で息子の聖義が指導を仕切っていました。実に師範としても親としても頼もしい限りであります。そのような意味では、これも確かな足跡であると思っています。今日は、少し雨模様ですが、そんな中でもファイトして過ごそうとする自分を見るのです。ありがたい日々を過ごせています。