2014年2月23日(八段語録2014)

言葉が重要

 両親は感情的、盲目的に子供達に話をしてはいけないのです。子供達は無限の価値があるのです。その為に、その子供達に見合った言葉を話さなければならないのです。原始原則を通じて語るように心がけ、子供達の成長に異議のない内容にすべきなのです。そうしないと、親子関係がスムーズにいかないし、そこで親子の爆発するような愛で関係が結ばれないのです。

 子供達の教育は、親と子が分けることができない、一体不可分の理想を成就しようとすることに専念すべきなのです。それゆえ、出発当初から親子が別々歩みだすというのではなく、一緒に出発すべきなのです。両親は、漠然と子供達を生んだのではないのです。子供達を生もうと決心して生んだのであり、子供達に対しては、「必ずこのように育てる」という信念を抱くのです。そして、この信念と原則が一致して、子供が育っていく成長期間が、親が子供達を創造していくという事になるのです。

 当然、話しかける一言が、親子の契約になるのです。「このようにすれば、このようにしてあげる」という事です。このような子供達に話をすることが、ルールであり裁きの基準になるのです。ですから、善悪の起源を決定もするのです。この両親の言葉に、相反したりするときは、制裁を受けるようになるのです。両親が語った言葉に、歓迎される立場に立った時に、子供達は歓迎されることになって、両親願う人格者を目指すことができるのです。

 しかしながら、それが、自己中心としたものであってはならないのです。子供達が、その結果、子供達だけに結ばれるとしたならば、傲慢にもなってしまいます。あくまでも両親と共有していくべきなのです。あくまでも、「私」を中心とするものではなく、両親と共有することによって、全体を中心とすることになるのです。この観点を忘れてはならないのです。

 子供達は、両親を持つ存在ですので、両親から受けた言葉を反復するわけです。その言葉で、よき実績を生むことができるであろうし、悪事を犯したならば清算すべきなのです。このようなやりとりができて、初めて家族がまとまりを持つようになり、家族団欒が生まれるのです。何か難しい表現をしていますが、わかりやすいようにすると、このようになります。