2014年2月21日(八段語録2012)

愛と生命と理想

 子供達からするならば、親は生命の主体です。子供達の生命が維持されている所に、必ず、親がいるべきであり、背後に愛が残っていることが望ましいのです。子供達は間違いなく、父母から生まれてきているのです。父母は間違いなく子供達の根っこになっているのです。

 ちょうど太陽が昇ってくれば、ヒマワリの花は、太陽に従っていくように作用します。ヒマワリの花が従っていく太陽の光とは何でしょうか。生命の元素という事です。子供にとっては、両親の愛という事になります。気づいてみれば、両親は愛の太陽なのです。ですから、両親からくる愛情が生命の要素を持って発展し、無限な価値ある人格を形成ようになるのです。

 当然、子供達が人格を具備するようになるために、両親からくる愛の理想を接ぎ木として、調和するようになるのです。そうしなければ、子供達は高貴な人格を築き上げることはできないのです。両親は子供達にとって、生命の恩人であり、愛情の流れ出る所であり、理想を抱こうとするときの原点になるのです。両親の意識次第で、子供達の理想も大きく育っていくのです。いくら、両親に愛があるとしても、子供達に両親からくる愛情を受け止める器がなく、いくら両親に理想があるとしても、子供達に理想を抱くことが無いとするならば、すべての事が空しくなるのです。

 しかしながら、道徳教育を徹底して、親子が共に居たいと思うようにするならば、いつまでも一緒に居たいと思い、生死まで共に居たいと思う本性も持っているのです。そのような気持ちは、抜け出そうとしても、抜け出せず、いつも意識の中にあるのです。そうして、実質的に、生活圏の中で分析され、経験されていくのです。このようにして、生活で体験するその価値は、どんなものとも取り替えることができない誇りうるものなのです。

 つまり、幸福の土台であるのです。こうして両親から育つ子供達の生命は偉大なのです。それだから、行動を尊重し、愛情を持って育て上げていくべき子供達であると思うのです。両親があらゆることを示唆すれば、行動として結実し、その後には、放っておくのではなく、見守っていくならば、人格の実体が出てくるし、愛情が人格体として発展するようになるのです。