2014年1月17日(八段語録1965)

指導者に告ぐ


 教室において、指導者の皆さんは多くの人に指導という形式で、奉仕することができます。このようにして、その地域社会において一味違った貢献をする事できるのです。そのことを考えてみてください。非常に意味のある、そして現実的な稽古という方法を通じて、若者の精神や魂を向上させることができます。当然、多くの新しい入門者と信頼の絆を作ることができるようになります。新しい道場生は、教室で極真空手という武道で、指導者を知るようになるわけです。いかにして、若者を育てることができるか、現実的な稽古を通して、いかにすれば教育することができるか、指導者が本当に若者を育てることができるのか、そのような課題に対して、私は基盤を作りつつあるのです。
 指導者は現実的な稽古を通じて、多くの若者に、手を差し伸べることができるのです。私達は「たかが空手」であると思われるかもしれませんが、「されど空手」なのです。しかし、本当に重要な事は、指導者が若者に極真空手指導という観点から、彼らとの間に良い関係を築くという事なのです。もう既に、築いているのです。そして、それはまだ些細なものであるかもしれませんが、いつの日か、世界中に広まり、良い影響を与えるようになるのです。ここは、指導者の皆さんの地域です。この地域の良い将来を見たいと思いませんか。指導者は時間と空間を最大限活用しなければならないのです。そして極真空手の背後にある本当の動機を分かるようにしてあげるのです。
 ところで、極真空手において、全く新しい戦略を立てなければならないと思っているのです。その為に、訓練しなければならないのです。それは指導者が心に留めておく唯一の事です。さらに、私は特に事故について心配しています。お互いに悪い人間関係を作らないようにすべきです。教室においてはこのことが重要です。指導者は注意深くしなければならないし、自らを訓練しなければならないのです。そうしてお互い悪いことが決して起こらないように注意しましょう。そのことによって事故を防ぐのです。そのような意味でも、良い人間関係の構築に力を注ぐべきなのです。極真空手は武道なのです。非常に危険でもあるのです。したがって、稽古においては、常にすべての安全手順にしたがって、行かなければならないのです。また、捌きや受け身を心得ておくことも重要です。組手はしっかりサポーターつけておかなければならないと思うのです。組手では多くの異なった道場生の人格を見るでしょう。時には、指導者が道場生を組手で滅茶苦茶にする場合もあります。指導者の皆さんも生徒として学んだことがあるのですから、基本的な姿勢を身に着けるべきです。人生についてもしっかり学びなおしましょう。更に将来について、過去について、また自分の周りの人たちについて、考えるのです。そして、どうして自分が極真空手を始めるようになったかについて考えてみましょう。