2014年1月16日(八段語録1962)

指導者に告ぐ


 どのような生活を望むのでしょうか。今日日本でもアベノミックスという事で、多くの人々は生計を立てるのに安易な方法を探しています。その手助けとして、証券会社が先頭を切っているようです。彼らの中には、一晩で財産を作りたいと思っている者もいるのです。それだけに、毎日毎日出かけて行って、困難な環境の中で一生懸命働くことは、彼らにとって負担が大きすぎるようになるのです。
 私はこのような事を考えて時に、極真空手を修行した立場からするならば、よりよい生活を与えてくれるような場所は無いかと探すのです。そういう意味において、修練するような生活こそが、よりよい生活方法であると結論つけてしまいます。安易な生活を求めてしまうと、自分を磨くことはおろか、怠惰な人間となってしまいます。マフィアの場合を考えてみましょう。コカインそのほかの麻薬を何十億円という単位で密輸しているのです。それが、青少年の麻薬問題へと発展しているのです。このように、自分の安楽な生活のために、多くの人を巻き添えにするような生活など許せるものでは無いのです。
 それよりも、若者たちを引き付け、教育する仕事の方が、よほど社会の為になるのです。私は、極真会館宮城県本部を設立しました。この道場は若者にとっても、魅力ある道場であることはわかっているのです。そういった若者を念頭に置いて、運営が始まったのです。私は、この極真会館を通じて、社会に良き人材を輩出することを考えていました。今の若者を見ると、希望があるのかどうか理解に苦しむのです。彼らはネットカフェとかにたむろして、何もすることが無くただ街をぶらぶらしているだけなのです。そして、覚醒剤のようなものに浸されるだけになっているのです。
 彼らは、自分を磨こうにも、磨き方が分からず、どうしたら本当の自分を発見するのかも見出すこともできなくなっているのです。そして彼ら自身に対する誇りも、自尊心を得る方法も、何も持てなくなっているのです。自分を訓練する方法はどこにあるかとさまようのです。今なお眠ったままになっているのです。しかしながら、そのような若者に何かを達成させるための、手段を提示できなければならないのです。地域の指導者と一体化し、それから若者を抱きかかえるようにして、道場で鍛えることができるのです。このような、極真会館という若者を救済する方法を持っているのです。これは公的機関と組めば、公式にもできるのです。
 したがって、指導者の皆さんには、この地域の指導者と友情と信頼を勝ち取って、若者を指導すべきなのです。ただ、一人ではできないでしょうから、他の極真指導者からの助けを求めなければならないかもしれません。自分自身の心を込めた努力によって、若者から支持を得るようにならなければならないのです。苦しい戦いをするかもしれませんが、正義を代表するためにこの極真空手の普及をしていくのです。頑張りましょう。